Saori From via vintage

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マガジン

  • About Gold

    物質界の最高位に金(ゴールド)はあります。 その存在はあちらとこちらを繋ぐ仲介者。金を輝かせることができるのは、想いや意思を持つ私たち。 そんな金にまつわるお話や想いをエッセイ風にまとめていきます。

  • HSPの感覚

    体調・精神面の調整期間に綴ったものをまとめました

最近の記事

Ruby/ルビー

ルビーはダイヤモンド・サファイヤ・エメラルドと並ぶ 世界4大宝石のうちの一つ サファイアと同じ鉱物でクロムが含有されていることで赤色に見えます 赤さが特徴のルビー 特定の産地で採れた高品質なルビーを ピジョン・ブラッドやビーフ・ブラッドなどと呼び その赤さが「血液」に例えられる石 血液と聞くとなんだか怖いですが 血がたぎる、血が通うなどの慣用句が熱量や暖かさを表すように ルビーの赤さには”情熱の炎”が灯っているようです 目標や挑戦に向かう時 暖かな火は道を照らします

    • 災害や事故の報道に接し

      新年早々から 大きな自然災害や事故が続いています 被害に遭われた方 ご家族や友人・知人が被害に遭われた方へ 心よりお見舞い申し上げます またお亡くなりになられた方へ心よりお悔やみ申し上げます 直接的な被害がなくとも メディアを通じ報じられる衝撃に 心を痛めていらっしゃる方も多いかと思います フレッシュで楽しいはずのお正月 楽しんではいけないのではないか なんとなく自分の無力感を感じてしまっている そんな気持ちの方もきっと多いかと思います 昨夜の航空機事故のニュースに触

      • ジュエリーはオトナのたしなみ

        以前書いた「オトナの肌に」では、ゴールドを身につけることをお勧めしていました。 その頃はゴールド推しだったので 今でもゴールド推しは変わりませんが ゴールドでなくても、ジュエリーは断然オトナになってからが楽しいし、必然だとと感じます。 少し大きな宝石やジュエリーの複数使い、重ね付け。若い頃だったらなんだか嫌味に見えていたかもしれないコーディネートが似合うようになり、肉体の変化をもジュエリーは受け止めてくれるし、そもそも誰かのためのジュエリーというより、自分のためにジュエリ

        • 循環

          私がゴールドを生業にしようと思ったのは そこに普遍性があるからです 時代性や地域性がなく 誰に教わらずとも価値のあるものと認識し魅了され 私たちの肉体寿命よりもはるかに長く輝き続けるゴールド その煌めきは希望にも見えます ヴィンテージやユーズドを扱うのは ある意味「金の救済」です 例え容姿を飾るジュエリーや 電子機器の一部に使われたとしても どんな形であれ”消費”されるもののではなく 時には所有する人が変わり 時には形を変えて巡っていく ジュエリーにも循環という意識や

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        • About Gold
          5本
        • HSPの感覚
          7本

        記事

          Au

          金・オーラ・オーロラ これらに共通することはなんでしょう? 全てラテン語でaurum を語源とし 「光輝くもの」を意味します 当たった方はお知らせください✨ 天から注ぐ光も 黄金色の金も 私たちのエネルギーも 同じように光り輝くものとして 当たり前に存在していた そんな時代があったのですね 空に地中に、私たちの身体に 輝くものが存在する 金は物質で唯一そのつなぎ目として 役割を全うしているのだなぁと思います やはり身につけていただくのが良いです #ラテン語 #a

          金の生い立ち

          先日何気なくWikipediaを見ていましたら ”金は隕石群が地球に運んだ”という一文を見つけました National Geographicの2011年の文献には 「金に代表される貴金属は、 およそ39億年前に地球へ襲来した大量の隕石群がもたらした可能性がある」と 39億年前、宇宙で生まれ空から地球にもたらされた金 人類が金に憧れ 品位の高いものとして認識するのは 知識を超える何かを無意識下で感じ取っているから と思っていましたが宇宙由来でしたか 地中で眠っていた金を

          モノは語る

          ヴィンテージゴールドに携わるようになってから モノは語るのだなと分かりました 皆さんも同じだと思いますが 何かを購入するときに心惹かれることは大事で 私も見た瞬間に心が動かない限り ジュエリーを商品として迎え入れることはありません (私物も然り) 商品を掲載する過程で紹介テキストを書くのですが その子を手に取り 光の元でその反射や輝き方を観察していると ジュエリーの方から語りかけているような こうやって書いてね。と言っているようにしか思えてならず なるべくそれに叶うように

          気持ちを高めるもの

          数年前、短期のイギリス留学に行った時 出会ったネックレスは意外にもシルバーでした。 サステナブルな工法で作られたもので、 身につけてからとっても気持ちが軽くなったのを覚えています。 100ポンドほどのアクセサリーだったけれど、 学生の身分で仕事もしていないのに、 自分のものを買って良いのかなと、 けっこうな葛藤があったことも鮮明に記憶している。 イギリス生活残り半分というところで、 お守りにしようと決めて、 2度目にショップを訪れた時に思い切って買うことに。 スタッフさんと

          気持ちを高めるもの

          ゴールドの理由

          先日、自分の年齢を教えるというシーンがあって 思わず、よんじゅう。。。何歳だっけと思うことがありました 30代後半にも同じことがあったけど、一の位とかどうでもいいのかもですね とはいえ、40からの私と30代までの私は感覚としては別人です 30代後半にずーっと自分の人生に違和感を感じていて ずっと息苦しかったですね いわゆる世間がいう理想に自分を当てはめようとしていた。そういうことだと思います 40から自分の生きる方向性を見つめ直して 金屋さんになろうと思いついたとき 何の

          ゴールドの理由

          ベーシックとしての金

          ファッション系のメディアでよく トレンドやシーズンに左右されない ベーシックなアイテムを持ちましょうという特集があります 私はこの特集 大好きで 特にハイブランドのベーシックアイテムというのは 見ているだけでも美しくベーシックなものだからこそ そのブランドに脈々と流れる血液の様なものが感じられ 自分の感性が磨かれているような気になります 年齢を重ねてきて 自分なりのベーシックというものが出来上がって トレンドはチェックしつつも追うということはありませんが 最近はベーシック

          ベーシックとしての金

          オトナの肌

          オトナの肌にはゴールドを オトナの肌は年齢が出ている感じがかっこいい それぞれに重ねてきたものが表れていて 若い人の勢いのある肌にはない奥ゆかしさが感じられる 最近お仕事の関係で朝晩の通勤電車に乗ることが増えました 今は学生が夏休みなので乗っているのは大半がお勤めされている方々 少し空いている車内に目をやると 夏ということもあって 素敵に抜け感のあるオフィスカジュアルを着こなす 感度の高いオトナの女性をお見かけする ではではと手元や首元を見てみるとアクセサリーやジュ

          気分を作る空間を作る

          *2021年に下書きしていたものを掲載 私はお掃除後によく毎回お香を焚きます。スティック状のお香なので、お線香です。掃除はただ掃除しただけでも気持ち良いものですが、特に気持ちを切り替えたいとき、少量でもお香に火を灯すことで、まっさらになった空間がお花でも活けたかのように、空気感が変わって行くので面白いです。 お香専門店の方に教わったことですが、冬は空気が冷たいのでお花の華やかな香りを灯すことで空間に温かみが出ることを教えてもらいました。お花の香りも例えばバラであればやはり

          気分を作る空間を作る

          繊細さの発揮方向

          ここ数ヶ月、急にバランスを崩した体調、数週間で更に不穏な状況に。 とっくに検査済で、特に治療が必要でも病名もついていない。でも、身体は分かりやすく様々な出来事に反応していて、ここのところの症状は、繊細さと激しさを併せ持つHSPならではかもしれないと改めて自分のHSPを自覚。 キッチンで、体調改善にと始めたばかりの生姜湯用に生姜をすりおろしながら考える。ガサツな人に対応しなくちゃいけない仕事、やりたいことを始めたら生活どうなるかの不安。パートナーの健康。近頃の私の3大不安。

          繊細さの発揮方向

          由布院旅日記

          先日滞在した大分・由布院
 想像以上に心地良く  たった1泊2日でしたが滞在した時間以上にそこに居たような 帰ってきてしばらくたってそう思うようになりました 宿泊した「草屋根の宿 龍のひげ 別邸ゆむた」さんは お部屋が全部で10室の宿 
由布岳を見渡すテラスに並ぶかたちで部屋付きのお風呂があり 眺める森を遮るものはなく ただただ由布院の森の匂いや風や虫の声を感じながら自然に包まれる そんなお部屋でした お食事も本当に絶妙なセンスの良い和食で 食器も全て美しく 食事をしてい

          HSPと嗅覚 私の場合

          先日私の味覚について書いていたときに、書きながら嗅覚の方も書いてみようと思っていた。 自分の嗅覚がちょっと敏感すぎるのかと自覚したのは、割と最近。コロナになってマスクを着け出してから、通勤などで電車に乗ったときにいつも以上に、あ、これはダメな匂いだ。と、マスクをすることで苦手な香りをより強く感じて、みんなそうなのかと思って、友人に話したらそんなことはないらしい。 考えてみたら、癒しアイテムの基本?ともいえるアロマオイルも、濃縮されたオイルの香りで酔ってしまい、それに加えて

          HSPと嗅覚 私の場合

          せっかくのHSPなので...

          私は子どもの頃から家族からワガママ、と言われていて、兄は小学校低学年の時にそれを題材にして地域の作文コンクールで賞を取ったほどです。食べ物の好き嫌い、洋服のこだわり、頻繁に体調を崩す、ふとした瞬間に不安になり親に泣き叫ぶなど。4つしか年の離れていない兄にとってはうんざりだったでしょうし、まだ生まれたばかりだったもう一人の妹もいたことで気持ちの対比もあり、それを子どもながらに表現した兄は天才だったのかも。単にオフィシャルにグチりたいだけだったかもしれませんが笑 私が自覚してい

          せっかくのHSPなので...