年を重ねて見える景色 ~「茶の湯の冒険」を読んで~
森下典子さんの『茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ』を、先日読み終わりました。
厚い本ではないのに、読み応えがありました。
森下さんの文章は、難しい言葉はないのに中身がぎゅうっと詰まっている感じで、数行読むと、ふーっ・・と天を仰いでしまうことがあります。
口に入れたご飯を、箸をいったん置いてよく噛むように、
言葉に込められていることが、胸の奥のほうまで到達して
それを噛みしめるのに時間がいる時がある・・・そんな感じ。
森下さんの文章は、他の人とどう違うのかと思