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公務員はオワコン「退職させてもらえない」

自治体によって温度差はありますが、一部の役所では退職する際にパワハラを受けるようです。他の方のブログを拝読しながら、解説しますね(^^♪

上記ブログについて、私が2021年6月7日(月)に、労働基準監督署・総合相談員Aに相談した実体験に基づいて、ご説明します。


「逐条国家公務員法」は存在しない法律!?

「逐条国家公務員法」という法律は、存在しません。これは「書籍名」です。ですから、いくらネット検索しても、中身は出てきません。書籍なので、買って読むしかありません。ま、参考程度に(;^ω^)

民法は適用されるの!?

民法に規定された「退職の日から14日前に申し出ればいい」という規定は、公務員に適用されません。民法なので、あくまで民間企業にフォーカスした法律です。地方公務員に適用されるのは、地方公務員法です。

何より地方公務員の場合、勤め先の役所が設置した「条例と規則」が適用されます。

条例が無い!

上記を踏まえ、退職したいと考えている公務員が条例と規則を検索しても、ネットでは出てきません。

これは規則が、「外側に発信する規則」と「内側に発信する規則」に分かれているからです。後述しますが、正しい情報は公平委員会(大体、人事課です)に聞くしありません。登る山を間違えてはいけません

「ブログやYouTubeで〇〇と言っていたから」は、屁のツッパリにもなりません。相手側の気持ちに立てば、これは当然です。

個人ブログから情報をとって、理論武装するのは止めましょう。僕は総合相談員から「自分が武装すれば、相手も武装するよ?」と、物事の本質をついた指摘を受けて、目が醒めました。

ちなみに、上記ブログですが、

>任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

これは根拠法たりえますが、人事院規則8-12 第52条には、上記の文言は一切書かれていません。

繰り返しますが、「ブログで〇〇と書いてあったから」は、言い訳にすらなりません。登る山を間違えない⇒根拠法はしっかりと自分で確認する習慣を身に付けてください。

上記の 

>任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

これは、人事院規則・第五十一条に、バッキバキに明記されてまーす(^^♪

ちなみに僕が総合相談員から言われたのは、以下の内容になります。

「今の日本で『労働者を辞めさせない』は有り得ない。公務員であっても、1労働者でしょ?」。

つまり、公務員とはいえ、憲法の「職業選択の自由」は当然ですが、日本国民である以上、適用されます。

よって公務員の退職における最大の根拠は、日本国憲法第22条第1項となります。

え、裁判沙汰!?

総合相談員に、以下の質問をしました。

僕 「人事院規則の >特に支障のない限り は、市長や総務課が『勝手に、”支障がある”と悪用しないんですか』?」

総合相談員 「支障があるかどうかは、自治体(公平委員会)レベルで、決められないよ? 最終的には、裁判で決めるしか、ないんじゃない?」

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(; ・`д・´)

さ、裁判!?

「静粛に!」って? 静粛にしてられるかー!!!!!


最後に「安心して退職してください!」

さて。僕の実体験に基づく、結論です。僕は総合相談員と協議したその日に、直属の上司(所属課の課長)に電話し、辞意を伝えました。

アッサリOKでしたー!!

ま、僕が「使えない奴」なのは、あるんでしょうが(シクシク。

6月11日に、課長、総務課長、人事担当係長の4者で面談し、アッサリ退職でしたましたーっ(パフパフッ♪

退職届を持って帰って書くのがメンドーだったので、その場で書きましたー♪ 7月31日付で(^^♪

自治体……というより、人事担当者によって、かなり温度差があるようです。

そうであれ、職業選択の自由は憲法に明記されているので、退職にあたって、怯む必要はありません。職場に迷惑をかけないように、引継ぎさえ上手にやれば、なーーーーーんの問題もありません♪

「私の代わりはいない!」と思った、あなた。います。断言します。 地方公務員の仕事って、霞ヶ関が決定した施策が県庁経由で回ってきて、ただ現場で実践しているだけです。市役所の公務の100%は、市民の愚痴をひたすら聞くことと、無駄に印鑑が多い決裁書を作成することです。

公務員は、まーーーーったく「ツブし」がきかない職業です。「人生100年時代」に対応できていない、ポンコツな制度設計です。自分達は個人情報をタテに出勤を強制しながら、民間にはリモートを強制する”クソ”です。

いやあ、過激な内容ですねぇ(;^ω^)

次回は、「公務員の退職金と退職年齢」について書きますね♪

※赤十字とポーランド大使が協力してくれないので、ポーランド孤児をテーマにした「作戦名 ポーランド」が書けないニヤ(´・ω・`)




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