プロインタビュアーのインタビュー術を学んできた話

月曜日のカナイです。

普段から取材でいろんな人の話を聞くことが多いので「あの人の本音を聞き出したいなぁ〜」「もっと喋りがうまくなりたいなぁ〜」と思ってたところ、あの吉田豪さんがインタビュー術を語る!というイベントがあり、行ってきましたので、レポートします!

<イベント概要>
著名人からアイドルまで、さまざまな立場の人々から圧倒的な濃さの話を聞き出すプロインタビュアー・吉田豪氏と、「ゲーム」を切り口に他にはないインタビュー記事を世に送り出す電ファミニコゲーマー編集長のTAITAI氏が登壇。数々の現場をくぐり抜けてきたベテランだからこそ語ることのできる、インタビューの「マイルール」に迫ります。

結論からいうと、吉田さんの芸能人裏話は鉄板で面白かったんですが、それ以上にノウハウが満載で2時間あっという間でした…。
以下、ざっくりとしたまとめです。

<下調べ>
・本人のブログを死ぬ気で読み込む
・本も予算と時間が許す限り読む 
・原稿料で下調べの量が変わるが、赤字になるぐらいやったほうが面白い
(あとにつながるかもしれない)
・飲み会行く暇があるなら何かしらやることがある

<インタビュー本番>
・あなたに興味がある、敵じゃないことを伝える
・本人のグッズを持参したり、調べた記事や本をプレゼント
・恥ずかしいブログや昔のインタビューを本人の前で読む
聞きたいことを聞けないときは、「それいい話ですよね!」と先にオチを言って潰す(知ってるから他の話しろっていうメッセージ)
・本を読んでもわかる質問はしない
いかに刺激的にするか、本音を引き出せるかを心がける
(ファンクラブの会報誌にならないように)

・みんなが知りたい話、興味ある話を聞く
(ももクロとエビ中の対談で「人数減ったね」って聞いたり)
・現場の臨場感を重視、気まずい空気もそのままにする

そういえばTAITAIさんのこの記事は、写真と相まってすごく緊張感が伝わる構成になってますね…

<原稿になるまで>
・絶対につかみとオチは必要で、それを考えない若手が多い
・最初の3行がつまんないとダメ
・内容よりもリズムで読ませる
・中身が良ければ長文でもいい、前後編に分けたくない
・富野さんではなく「ガンダムの富野さん」というように、
なるべく広くリーチするように修飾語をつける
・シメのまとめで「ここが面白かった」ということを確認させるなど、読了感を意識する

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一番感心したのは、やっぱりプロは時間や手間をかけるべきところにしっかりかけているという点ですね。妥協しないし、細部まで徹底的に気を配ることで気持ちいいコンテンツができるし、時には「ユーザーファースト」のために、タレントや媒体側ともギリギリをせめぎ合う。そこが「またこの人にお願いしたい!」という信頼につながるんだなと。

ではまた。


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カナイアキヒデ

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