息子のモテ期を左右しかねない

何という事だろうか。2月の半ば、夫と公園に行っていた4歳息子(アホ系男児)が個人的にバレンタインチョコをもらって帰ってきた。

なぜ個人的なのかというと、他の子が帰ってしまうまで渡すのを待った上に「大好きだからあげるんだよ!」という尊い御言葉まで頂いているのだ。当の本人は「〇〇ちゃんは最高のともだちだね!」等と舐めた事を抜かしながら、モテ期を湯水のように惜しげもなく消費している。

夫からは「くれぐれも大事(おおごと)にしないように」と何度も釘を刺されたが、家にメンズしかいない私は、女子っぽい可愛いお返しを選べる機会にウキウキした。そしてパッケージや価格も限りなくパーフェクトな商品をチョイスできた確信と充足感を得た。

そしてホワイトデーの前日、息子は「早くわたしたいけど こわいきもちがする」というので「わかるわ~。怖いというかドキドキやろ?みんなそうやで~」と話していると、突然「おかあちゃんは、おとうちゃんにバレンタインデーあげたことあるの?!」となぜかキツめに聞かれた。

私「……あるで。(かなり前に)」
息子「おとうちゃんは どんなのを もらったの?」
夫「どんなのやったかなあ…もらった事は覚えてるけどなあ」
私「何言うてるん?おっぱいボインカレーチョコとかやん!」
夫「ああーそんなんあったなあ」
息子「おっぱい…?」

…ちがうちがうちがう。そうじゃない。息子のホワイトデーのお返しは違うからね?パーフェクトだからね?…ふぅ~危ない危ない。こんな適当なチョコチョイスでも結婚する時はするらしいから、女の子の扱いが適当でも何とかなるやろ、みたいな教育を施してしまうところだった。オカンの恋愛観は見習わないで頂きたい。

翌日、公園に行くと、相手の子しかいないタイミングがあって無事に渡せたらしい。怖い気持ちがあったのにチャレンジ精神を発揮したボーイよ、よくやった。しかし慣れないことに夫婦で変な汗をかいた。

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