夜中に体罰なの…か?

子どもに病気がある方の投稿をよく見かけるが、母親が持病持ちで子どもが元気、のパターンはそこまで多くないのはなぜかと思っていたが、簡単な話で「オカンの体調が悪かったらブログだのnoteだの書きたくても動けない」のだ。

そしてまさに今、私がその状態なのであった。見えているほうの目が今年に入ってから思わしくない。発病から30年以上経つがこのパターンはなかった。

症状自体は誰にでも起こりうる結膜浮腫なのだが、何しろ唯一見えている目が長く痛んだり見えにくいのは、私にとって人生を左右する深刻さでとても怖い。思えば今まで「今出ている症状だけをみると別に特殊ではない」事で苦しんできた。確かに寝込む症状ではないのだが、目を使わずに一体何ができようか。

そんなある日、夜中に目の痛みで目を覚ますと、隣で寝ている4歳息子の足が真横にあった。なぜ子どもは敷布団に対して垂直になりたがるのだろうか。

向きを直してもすぐ垂直ボーイに戻るし、寒い時期だったこともあり、とりあえず垂直状態のまま布団をかけて一時しのぎすることにした。

布団をかけてやると、10秒もしないうちにバイーン!と跳ねのけられた。早ぇよ。懲りずにもう一度かけ…バイーン!まだ掛けきってもいねぇ。

眠い・寒い・痛いの三重苦の私は、もう一度布団をかけた後、足元をパンパンと叩いて息子の足と布団の密着度を高める作戦に出た。……が、バイーン!マジか。ほんまに息子は寝てるのか?クッ…。も、もう一度だ…。

「ここ、かお」

パンパン叩いた布団の中から、息子のくぐもった声が聞こえてきた。足と思っていたら、まさかの頭に布団を掛けて叩いていたのだった。足と思ったのが腕だったとはな…。申し訳なさと滑稽さと寒さのあまり、夜中に一人震えた。そしてこう思った。

少ない文字数で的確に現状を伝えられて…息子は頭、いいな…!

翌朝、息子は一連の出来事を一切覚えていなかった。

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