予告編で心掴まれて本編で魂揺さぶられる
男装した冨永愛こと草彅剛が、見事なトラジェンを演じた感動大作。
生きる意味や存在価値を見出せないまま、マイノリティな人生を歩んでいた草彅剛が、想定外の出会いによって人格的に成長させられていくスピリチュアルロードムービー。
スマスマのコントにしか見えないと決めつけていたのだが、YouTubeで15分の予告を観たとき雷に打たれた。
恐るべし世界初の贅沢な予告編。
オカマの剛に預けられる親戚の娘「一果」を演じた新人の女の子と、その友達の上野鈴華がとても印象的だった。
出演者の演技はいわずもがな、全裸監督のセンスが随所に光っていた。
そして忘れてはならないのが、今作品を彩るサウンドトラックだ。
渋谷慶一郎のピアノが素晴らしい。
観賞後に改めてロング予告編をyoutubeで観ると、完全に涙腺崩壊するというエピローグつき。
★★★★☆
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