“全米が泣いた”系は泣けないという説
4回泣けるという約束だったが、実際は1回泣けるかどうかの代物。
たとえるならば、厳選された高級食材を使っているにも関わらず、古くなった油で炒め安物の調味料をふんだんに使い、最後はもこみち並みのオリーブオイルをぶっかけて仕上げられた料理を食べた後のような作品だった。
特にラストにまとめられた登場人物たちのカメラ目線で訴える青年の主張的演出は、監督が未熟なのか客をバカにしてるのか(きっと前者に違いないだろうが)、とにかく乾きに乾いた。
鑑賞する前よりからっからに乾いた。
劇場