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決め打ちの類友

【呑屋日記4/10】口開けははじめて来てくださった女性。通りすがりでなく決め打ちで頻伽へ。嬉しい。

日々SNS発信しているのは、お酒好きな類友と出逢うため。

店の雰囲気や、集う人たち、店主の趣味嗜好をありのままに発信しているので、ピンを立てて訪れてくれる人は会う前からすでに類友。

クヴェヴリからはじまり、干しほたるいかを炙りながら、これにあうお酒をなにか、と注文してくれた。

日本酒や焼酎があうのはもちろんですが、頻伽ではスモーキーなメスカルをおだしする。古代製法と新技術でつくられたほんのり甘やかで薫香のあるメスカルにチャレンジしてくれた彼女。

ああ、美味しい、とちょっとびっくりしながらにっこりしてくれた。わかる!
やはり類友でした( ◠‿◠ )

つづいて前日初めて来てくれた男性が連日ご来店。「昨日とちがうクヴェヴリありますか?」はい!よろこんでっ!

これで彼は2日で4種の無形文化遺産であるクヴェヴリ製法ワインを飲んだことになる。豊かな経験であります。

そして国分寺から来てくれた酒のスペシャリストMさん。彼は酒の流れを組み立てながらの自らのセレクトが優雅な冒険のよう。

最初からBB&Rのアイラのストレートを。私が想像するに最初におだしした炭コーティングのちーず「なすの」のマジュン添えにあわせての酒チョイスだと思う。

さすがである。
フロマージュの定義も教えてくれた。

フロマージュにアイラモルトでマリアージュすると何層もあるめくるめく風味になりうふふのふなのだ。

つづいて何を頼むのかこちらがわくわくする。ニューグローブのモスカテル樽にいきました。うおっほっ。抜栓しておいて豊かな風味に育った抜群のタイミングでのストレート&チェイサー。

こうゆう飲みの始め方をすると平日の夜
BARでほどよくほぐれてよい酒でよい睡眠がとれる。と私は思っている。

ここからがMさんの独自の酒スタイル。
新しく入ったお酒は必ずテイストしてくださる。

能登ジンをロックで。複雑な風味のするジンはロックかちょっとの炭酸がいちばん堪能できる。

ここからが彼の仕上げ。
キーマ&バケットで金ヶ崎の紅茶リキュールハイボール。
〆はドイツのピルスナー。

あっぱれである。
サチさんにもよかったら一杯とお心遣いもありがたき。

いつからか固定概念のようにビールからはじまり徐々にアルコール度数の高いお酒にすすめば悪酔いしない。とかゆうセオリー。

わたしはひとそれぞれ正解がちがうとおもう。
経験を積んだからこそのこの流れ、

よきチーズと手作りツマミで食事もかねた平日のリフレッシュコース。

ラストにシュワっとハーブリキュールとホップの軽い苦味で〆れば〆の炭水化物はいらなくなる。
上級者たる所以。

またも店主をうならせるMさんでした。
エディブルフラワーも教わりありがとうございました。

ラストは私が20代jazz barで働いてた頃からのお客様とジョージアの赤ワインで乾杯。

お互い今が一番たのしいね、と言い合える70代と50代でわははわははと楽しき夜でした。

みなさまありがとう♡

写真は間接照明だけにした時の店内。たくさんの色づかいが頻伽の雰囲気を作ってくれています。


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