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自分にとっての幸せな生き方を見つける〜同一化からの脱出と自我の確立〜

こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。

幸せのカタチは人それぞれ千差万別なのに、どうしてステレオタイプの幸せを目指そうとしてしまうのでしょうか。

今は、昔に比べ減っているかもしれませんが、まだまだ、良い学校を出て大企業に就職してという路線は手堅い成功体系として人気がある気がします。

社会の景気が悪くなればなおさらです。

ステレオタイプの幸せは一つの型として完成しているので、わかりやすく幸せになれそうな感じがするというのは推測出来ます。

これは、憧れのモデルさんが着ている格好を自分もしてみたい、同じ髪型にしてみたいなどに似ていて、成長過程で誰しも通る道だと思います。

自分も同じようにすればキレイに見えるかも、ステキって言われるかもと期待というか、妄想が広がり錯覚を起こします。

実際は、スタイルも頭の形も違うので似合う保証は一切ないのに不思議です。

ステレオタイプの幸せを目指してしまうのも、この心理の延長線上ではないのかなぁと思うのです。

心理学で言うところの同一化が招いているのではないでしょうか。

上記のサイトによると、同一化が起こるメカニズムは、叶わない願望に対する葛藤や空虚感に対する「防衛規制」という仕組みのようです。

防衛規制とは、認めがたい自分自身の感情や欲求から葛藤や不安などの辛い感情を感じずに済むようにする、対処方法のことを言うそうです。

同一化の提唱者はオーストリアの精神科医だったフロイトで、防衛規制についてはフロイトの娘さんによって体系化が進められました。

同一化は、3〜6歳くらいの子供(主に男児)が同性の親と同一化する事で精神を成長、発達させるのに大事な要因になっていると言われています。
エディプス・コンプレックスなども関係してきます。

わたしは、結局、大人になっても自分にとっての幸せではなく、ステレオタイプな幸せを追い求めやすいのは、未だに親に対して心理的な癒着が残っているのが一因ではないかと思いました。

そして、叶わない願望に対する空虚感や葛藤を誤魔化し、見ないようにするため丁度良い同一化が、ステレオタイプな幸せに憧れることなのかなぁという気がします。

同一化しているので、自分も同じように幸せになれると疑わずに信じてしまうというか。

ここでいう叶わない願望というのは、「自分が心から幸せを感じるカタチで幸せになる」「自分の天才性を発揮した好きな仕事をする」などが挙げられます。

自分にとっての幸せな生き方をするには、親からの精神的な自立、同一化からの脱出が不可欠で、それに成功している人は自分の人生を生きられているように見えます。

自分にとっての真の幸せは、親の価値観から離れ自我を確立して初めて得られるものなのかもしれませんね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



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