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1-2僕の絶望

眠眠スネークの東京サバイバル
2024年1月8~14日




 月曜祝日で休み。喉が痛く薬局行きベンザブロックを購める。風邪薬はベンザ派。
 そろそろ新年の眠眠書き出すかと重い腰を上げる。書くのはいつも楽しいが気付かぬうちにエッジが失われ惰性で日々を羅列しているだけになってるんじゃ?とちょっと危惧。それでは意味がない。
 十年以上前好きで手本にしていた豊田道倫や銀杏峯田くんのエッセイ本を引っ張り出し読み返し確認。うんまあ大丈夫かな。奇をてらうことを考えがちな僕だから、やはり優しさと謙虚さは改めて意識しておく。
『つげ義春日記』のあのドライな語り口も久々に読んで入れておきたかったが本の山に埋もれているのか見つからず。引っ越してきて一年半経つのでそろそろこの山も整理しないとな。
 いつも言ってるが人の日記本を読むと日が飛び飛びになってるのがどうしても気になる。だから僕は出来るだけ毎日書きたいと思ってるが実際体裁を整えてアップし続けるなんて不可能である。それは自分が一番よくわかってる。であれば週に一回七日分更新なら行けるんじゃないか。競馬やってた時間で書けるはず、と信じ今年はこのスタイルでやっていく。
 でも保険かけるわけじゃないがそれでもおそらく無理かな。無理な時は絶対ある。気分の問題じゃなく時間の問題で。禁酒もそうやけど永遠に続けるなんて無理やもん。どこかでその縛りから解放される時期があってもいいよなとは思ってる。
 昨日の鍋の残りを食べた。冷凍うどんを入れ卵を落とし。アベマズ同日連勝嬉しいな。こんな快勝久々な気がする。



 火曜、年始仕事がてんこもりで朝8時から21時までびっちりテレワーク。我ながら脳が焼き切れるほどの長時間全力マルチタスクは自慢できる能力と思うがやりとりしてる先が全てばらばらなので中々気付かれない。またいくらドンピシャ足元への高速パスを繰り出しても皆うまくトラップしてくれないのでもどかしいよ。そんな時どうしても苛立ち隠し切れず「早く辞めたい」と願うばかり。
 高速パスが望まれてないこと、わかっちゃいるが忙しい時こそなるべく全力でプレイしたいやんか。その方が楽しいよ、よければ一緒に。そんなメンツと仕事がしたい。
 おかんから年賀状来てたが昭和44年1969年の7円年賀はがきに昭和56年1981年の60円切手が貼られて届いてた。うちの家族はこういうボケはしないので田舎の人の天然って本当に怖い。流石。葉書すんごい黄ばんでた。
 脳が焼き切れるほど一日中集中はしたがPC触ってるだけなので無理はしてなかったつもりも喉の痛みは改善せず。体調怪しくなってきたので体温計ると微熱あった。風呂も入らず早めに就寝。




 水曜未明、尿意で起きたが途端体がガタガタ震え出し完全に発熱のサインと思ったが体温は平熱に下がってた。ただトイレが寒かっただけ。
 昼からテレワークにすると伝え寝ていたが職場のチャットグループがざわついていたので11時に起き仕事開始。この日もウキウキするほどやること山積みで脳のスイッチ入れ片っ端からやっつけていった。
 これまで僕がやっていたプロジェクトの一つをブラザーM瀬さんに任せるも全然イニシアチブ取ってくれない。あんたが一番年長なんやから的確に指示を出せ、と言っても無理なものは無理で呆れる。ならそのリーダー手当は一体なんなんや。年功序列世代って有難いよな。恨めしい。
 と、ついブラザーをいつものように引き合いに出しこき下ろしてしまったが別に彼に限ったことじゃない。うちみたいな数多ある下町の中小企業でキャプテンシーを求めること自体が無理な話なんやろう。
 僕は伝説のカリスマ上司AO木さんを見て育っているのでユーモラスキャプテンシーこそが一流の社会人の証やと信じてやってきた。周りの状況を見てメンバーの心を掴み寄り添い、1足す1が3になるようにうまく楽しく回していく。そんなチームプレーの要こそがリーダーの手腕なんやで。それは会社でもスポーツでもバンドでも全て一緒でしょ。そう信じてやってきたがAO木さんは遥か昔に蒸発してしまい、残された僕は一人空回りをしてしまっていたのかもしれない。少なくともブラザーは全く理解してくれなかった。だって彼は団体行動が億劫で根っからの人見知りやからね。
 もう愚痴しか出てこないので止すわ。忙しく頭フル回転させるとついこんなことばかり考えてしまう。
 体調は上向きに。しんどいピークは昨夜やったぽい。毎日十分寝てるからか深夜突如としてハイになり一年間散らかしっぱなしやった和室を片付けた。



 木曜、風邪っぴきなので今週中はテレワークと決める。
 この日も11時から働き始めたが突然同僚より電話あり「助けてください助けてください」と懇願された。同僚と言っても10個以上年上のミミズ。年度替わりなのでとあるプログラムの設定変更をしてるが、量が多すぎるので裏技はないかとのこと。話を聞くのも面倒なので「とりあえず情報をチャットしておいてください」と電話を切る。
 いいように使われてるわ。頼られるのと使われるのは、笑かすのと笑われるのくらい違う。不愉快。
 その難題の内容はというとAという値からBという値に350個書き換えるというものやった。こんなものCtrl+Hの置換で3秒で終わったがどうしてそれが出来ないのか。350個ならたとえひとつずつコピペしていってもせいぜい5分じゃないか。舐めてるな。僕に電話してから内容をチャットに書く時間あれば多分終わってるよ。横着する者に限って決して地道にやらないというあるある。しんどいわ。
 何よりこんなミミズ社員よりも事実自分の方が低能と評価されてしまっている今の現状に僕は絶望している。ミミズにいいように使われる度に僕は砂を噛む思いなんやで。いつか踏み潰してやる。
 仕事を終え精を付けるためにニンニク丸々ひと房使いたまごスープを作ったよ。早くも菜の花売られていたので一緒に入れた。
 クッキングBGMはMリーグ。多井さんの「ヨンセンロッピャクオール、、」には痺れたな。この人の闘牌には不思議と胸打つものがある。
 試しに眠眠七日分をnoteにアップしてみたがどうしてもダサい。気に食わない。ただこれまで通りの縦書きスクショでは長文は読みづら過ぎるのも判ってる。もっとデザイン自由にいじれてかつ投げ銭出来るサイトないもんかね。

にんにく玉子スープ




 金曜、18時以降に行う作業があったため堂々と朝寝。学生時代から言い続けてる身勝手な暴論やけど人は深夜3~5時から寝るのが一番ぐっすり出来、午前中なんて絶対働くもんじゃないと思ってる。未勝利戦に買いたい馬がいるか、釣り行く時だけでいいのよ早起きは。
 昨日のにんにくスープは顆粒の鶏がらスープの素で作ったが味付け少々物足りなかったのでオイスターソース入れたらコクが出てよりうまくなった。それにそうめんを入れて昼食に。天気良かったので布団も干した。
 びっくりするほど当たらない僕の馬券と同じように、びっくりするほど読まれていないエッセイでおなじみの眠眠日記やけど今年こそは必ず商品化しようと思ってる。日々アップしたものを纏めて本にするだけやけどね。ネット上でも投げ銭機能を設けるつもりなのでサポートを何卒宜しくお願いします。
 noteは縦書きにもならなし全然しっくりこないが実際本にする時にデザインこだわればいいかと思い直す。何より利用ユーザーが多いしね。

 2023年の家計簿を集計したのでここで僕の飲み代を発表する。宅飲みやお祭りなどの野外飲みとカラオケは除いてる。皆引くと思うが一年でなんと95万円も使ってた。居酒屋のみでやで。2022年が82万やったので勿論歴代最高額。そりゃ破産する。
 365日で271軒飲み屋に行ってた。
 同じお店にあまり行かない僕でも2022年に引き続き一番多くお邪魔してたのは小料理屋旗の台Sで14回。また2023年から通い始めたミスチルが流れるレコードバー荏原町Rに10回。競馬の話も出来いつも美味しい串天を出してくれる荏原町Hに8回。後は中華居酒屋大岡山Yに7回、焼鳥屋雪谷Cに5回、焼鳥屋久が原Tに5回、貝刺しの旨い旗の台Oに5回と続く。一年で3、4回訪れたお店を含めても過半数はいかないので、大概新規開拓ばかりしてるってことやな僕は。去年も飲み歩きは本当に楽しかった。
 また僕が店を選ぶポイントは美味いか安いかが絶対といつも言ってるが、こう見ると何度も通うお店は総じて店主の人柄が良い。グルメぶってはいるが結局のところ店主やその店の雰囲気に惹かれてつい足が向いてしまっているのかもしれないな。
 初めて訪れた町で印象に残っているのは会津若松、行徳、名古屋、小山か。楽しすぎていつも多めに飲んでしまい歌ってる。結局記憶がないので詳細を眠眠に書けてないのが心残り。僅かなメモと料理の写真は残ってるので過去の日記も出来るだけ仕上げよう。
 会社辞めても、禁酒してても、今年も知らない町へ赴き楽しい飲み屋と出会いたい。

2023通った飲み屋ランキング




 土曜、耳鼻科に行くつもりで一度起きたが眠すぎたのであっさり諦めて寝続ける。睡眠優先。
 前日の深夜にnoteに初投稿し起きたらリアクションあり嬉しかったな。ただnoteはあんまりアクセス解析機能なくてつまらないわ。シンプルに1記事に対してのアクセス数しかわからない。しかもリアルタイムでもない。

 数日ぶりに大便したらお酒飲んでないのでガチムチの巨岩が出てきてトイレが詰まった。越してきて初。久々にせりあがる水面を見て笑ったわ。健康になってきてる証や。
 競馬も見ずひたすらに眠眠を書いていく。仕事の話が多くなるとどうしても自分本位な物言いになってしまうね。こういう人を見下す態度こそがこの社会では受け入れ難いらしいので皆も参考にしてちょーだい。
 夕方大雨きたと思ったら日が暮れやがて雪になり短い時間やったが大きな雪粒がしんしんと降っていた。この冬初の雪やった。それでも外は言う程寒くない気がするがこんなもんやったっけ冬って。喉の痛みはようやく消えたよ。新井秀樹SPUNK1巻読みながら寝る。

3巻が発売になったばかり




 日曜、十時間寝た。起きたら夕方。日経新春杯は複勝2倍付くならサトノグランツがいいと思ってたがしっかり3着。いや強かったと思うよ。大外枠であの斤量で。
 昨夜スーパーで割引されてたブリを使ってブリ大根を仕込んでおいた。冷ました方が味が染みるというので一晩待ったがめちゃくちゃうまかったな。甘みの調節もバッチリで大満足。久々に家で白飯を食べた。
 新井秀樹はヒリヒリチクチクとした『宮本から君へ』や『RIN』が僕は大好きなのでSPUNKには少々がっかりしてしまった。いつもみたいな激しい展開を期待していた訳じゃないよ。もう新井さんの絵がうま過ぎて絵からキャラクターや展開が読めてしまうのがつまらないだけ。
 純真で破天荒な主人公キャラ、自分に自信がない屈折した相方キャラ、いつも真理を説き主人公達を導く師となるキャラがいつもの新井漫画の登場人物過ぎる。
 新井さんにこんなディスは言いたくないのであくまでも自分用のメモやけど、noteに投稿したらグーグル検索に引っかかるのかしら。それはちょっと嫌やな。なんか共同原作者である参謀さんのアイディアや期待に応えるというお仕事になっちゃってる気もする。それが新井秀樹の表現足り得るんやろうか。
 生意気言いましたすいません。

ぶり大根菜の花を添えて

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