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ジョジョキャラにバレンタインチョコ〜ジョジョオタの孤独な冒険6〜

こんにちは。菫青石です。

世間はすっかりバレンタイン。

バレンタインと言えば中学生の頃、友人数人と男性の担任教師へチョコを買って渡したところ受け取ってもらえず、

「学校に関係ないものを持ってきている生徒がいる。必要ないものを持ってくるのは禁止だと常々言っているはずだ。例えば、お菓子とか…」

と帰りの会でクラスメートに暴露されるという苦すぎる思い出がある。

大人になってからはチョコレート好きの私にとって、“ この時期にしか買えないチョコレートを自分のために買う ”以外に意味をなさないイベントだが、今年はちょっと考えを変えたいと思う。

ジョジョの中で、私からのチョコレートを受けとってくれそうなキャラクターを考えてみたい。


最高にオタクなお題に自分自身で(恥ずかしさから)震えている。

ただ、康一君とか億泰とか仗助(あれ?4部ばっかり…)は人となりの良さから簡単に受けとってくれそうなので制限を設けることにする。
歴代ジョジョにしようと思ったが、承太郎以外はあっさり受け取ってくれそうなので以下の中から一人を選びたいと思う。
簡単には受け取ってくれなさそうなキャラを選んだつもりだ。
女性キャラでもいいのだが、なんやかんやどの女性キャラも受け取ってくれそうなので男性キャラのみとした。

①ディオ(DIOもしくはDioでも可)
②承太郎(未婚時代の3部の承太郎とする)
③露伴先生
④ギアッチョ

強敵揃いだ。

チョコレートっていうか、会話するのも難しそうなメンバーになってしまったが、早速検討していきたいと思う。



『ジョジョの奇妙な冒険』
15巻 扉絵
荒木飛呂彦 集英社文庫
『ジョジョの奇妙な冒険』
25巻 P76
荒木飛呂彦 集英社文庫

①と③は、正直、‘なんとか受け取ってはくれそう’である。
ディオは、7部Dioは微妙だが外面は大変良いし、露伴先生は普段チョコとか買わなそうなので「最近のバレンタインはどんなチョコ売ってるんだ?」という興味本位で受け取ってはくれそうだと思ったのだ。ファンからもたくさん貰ってそうだし。
ただ、ディオの場合はその後ゴミ箱行きになる可能性が高い。
DIO様なら♡型の黄色か緑色のチョコならワンチャン食べてもらえるかもしれない。
露伴先生は「味も見ておこう」的に食べてもらえ…あれ? 露伴先生、結構あっさりイケるのでは?



『ジョジョの奇妙な冒険』
8巻 P84
荒木飛呂彦 集英社文庫

②は…最高に厳しい。
女子を蹴散らしまくっている描写しか思い当たらない。母親さえも蹴散らすし…。(母親が強メンタルなのでそこまでダメージになっていないけど…)

3部承太郎は画像のようにクラスの女子からキャーキャー言われるのを「やかましい」との罵倒で一蹴しているが、結構強めに黄色い声を拒否しているのに、その罵倒さえカッコいいことになっているのが強すぎる。

承太郎が強いと言いたいのではなく(いや、戦闘力は最強だが)、クラスの女子のメンタルが強すぎでは? と思う。
このクラスの女子レベルのメンタルなら、3部承太郎にチョコを渡すことは可能であろう。
「今の、私に言ったのよ!」って承太郎の罵倒の奪い合いみたいになっている場面があるが、「10代のうら若き乙女達よ、本当にその価値観でええのか?」とツッコミたくなる。あれほどのイケメン、まあいないけどさ…。

基本的にこの頃の承太郎は女子というか男子も蹴散らしまくっているので相当に手強い。(ちょっとバトルもしたがスッと馴染んだ花京院、何気にすごいな…)

本人に手渡すという方法は絶望的なので、ホリィさんに頼んで渡してもらうという手を選ぶしか道はないのかもしれない。

手渡し必須ならポコロコヘイ・ヤーにバレンタインの2ヶ月前くらいから高級ジムのベテランパーソナルトレーナーばりに
「オレが全てから守ってやるからなあああ〜〜。行け!承太郎の懐にチョコごと飛び込め!お前さんのゴールには幸運しか待っていねぇんだぜ〜〜」とかめっちゃ励ましてもらって、自分の精神力を最高に高めるとかしないと無理だと思う。
ただヘイ・ヤーはあくまでも励ましてくれるだけのスタンドなので、受け取ってもらえなかった場合は通常の悲しみに加えヘイ・ヤーへの申し訳なさが加わり、悲しみから立ち直るためにしばらく有給休暇を使うことになる気がする。

うん、手渡しとなると承太郎は無理かな…。
いや、でも3部承太郎はこの時17歳。
最強の男も思春期である。
男性側も社会人なら貰わない方がお返しとかなくて気が楽、そもそも興味ないって人も多いだろう。
しかし恋愛への憧れや物欲が減少していると報じられる最近の若人達でも、若いうちは「モテたい」という気持ちが強い時期だと思うので、なんやかんや今も昔も気になるイベントなのではないだろうか。

そう、承太郎でさえも例外ではないのではないか。

…とちょっと考えたが、承太郎は…そういったことはない…か。

話は逸れるが、4部の億泰はこのイベントをどう乗り越えているのかとても知りたい。
モテる友人(=仗助)を持つとこの手のイベントはキツいと思う。
勝手に億泰をチョコがもらえないキャラ認定してしまったが(本人、甘党なのになー)、荒木先生ーー、バレンタインでジョジョ漫画描いて下さーい!
激しく読みたいです!


『ジョジョの奇妙な冒険』
34巻 P131
荒木飛呂彦 集英社文庫

最後の④は…とりあえずのなんとなくで選んだが、まずギアッチョバレンタインというこの名詞の組み合わせが強すぎる。

海外におけるバレンタインは
“ 恋人達がお互いの気持ちをより深め、一緒にお祝いする日 ”
であることが多いらしい。
チョコレートを贈るのなんて日本くらいと聞いたりするが、ちょっと調べてみたらメインはあくまでも食事とか花束になるみたいだが、バレンタインにチョコレートを贈る国は日本以外にもそこそこあるっぽい。
しかし、義理チョコや友チョコ、ホワイトデーは日本独自のもので海外からしたら驚かれる様子。

しかもバレンタインの発祥はイタリアであり、バレンタインという名前の司祭が処刑されたことを祀る宗教行事が起源らしい。

ギアッチョはおそらくイタリア人なので、この日本の独特過ぎるバレンタイン文化に切れ散らかしそうである。

手渡しは最高に難易度が高いので誰かに頼むとすると…
一番仲が良さそうなメローネに頼むと勝手に血とか採取されそうだし…。
ペッシに頼んだら渡してもらえるかなぁ…。

それよりもまず、暗殺を生業とする者にチョコを渡したいというふざけた理由で会うことが出来るのか、その可能性が未知数である。

承太郎と同じく、かなり困難を窮めることになると思う。

んーー、
とすればこの中では
露伴先生が一番受け取ってくれそうだ
と結論づけたい。

ここでこの記事は終了しようと思ったが、もう少し個人的な意見を述べたい。

このバレンタインというイベント、興味が本当にない女性も男性も多くいると思うが、一部に張り切り女子がいると会社や学校だとどうしてもその女子の勢いに巻き込まれ、皆で同僚や上司、クラスメートに渡さなくてはならなくなったりしてしまう。
この記事の冒頭のエピソードも、私のクラスメートの女子が「皆でお金を出して先生にチョコをあげよう!」と言い出したのが始まりである。
また、男性側もバレンタインに興味がなくても、女性側がバレンタインの空気感を出してくるとどうしても少しは影響されてしまうのではないかと思う。

何が言いたいかというと、


自分が関わらないところでバレンタインが行われているのはOKだが、
私はあまり押し付けがましいバレンタインが好きではない。

そこで、以下に私のバレンタインに対する無駄に長い意見(基本、男性目線)を、ギアッチョ風に好き放題叫んでみた。
私のギアッチョ風妄想台詞でこの記事は終了しようと思う。
かなり長いので、心の広い方のみお読み頂きたい。

『ジョジョの奇妙な冒険』
34巻 P132 
荒木飛呂彦 集英社文庫

友チョコ‘ なんとなく手作りが基本 ’みたいな暗黙ルールとかわけ分かんねえし、チョコレートが嫌いなやつとかも普通にいんだろうがよぉー!。
女から男に贈るのが基本らしいが、男子校のやつらの気持ち考えたことあんのかよ、超イラツクぜぇーーー!!
共学なのに貰えなかったり、既婚者なのに手作りチョコ貰ってきたりしたら、母親とか姉妹とか嫁にも変な気遣いさせんだろうが!
しかも女から義理で勝手に渡してきても、なんで倍返しのお返しイベントが強制なんだよ!ナメやがって!クソッ!クソッ!

大体、もらう予定が皆無な奴でも周りがバレンタインの空気感出してきたら「バレンタインって今日だっけ? 興味ないからなぁ」とか、興味なさ気な態度を装いながらも、やっぱりなんとなく意識することになるんだぞ。
学生とかだとバレンタインが近づくにつれて自分でも無意識に微妙にクラスの女子に優しくなったり、「俺、甘いの苦手でさ」とかチョコが貰えなかった時の言い訳を予め周囲に知らせておいたり予防線張ったりしねぇといけなくなんだよ。
ドキドキしながら当日に机の中に手を入れてみても、チョコの甘い味どころか予想通り何も入っていない辛い現実味わうことなるのによぉ、バレンタインふざけてんのか!」

はぁ〜、スッキリした。

おまけで真面目な意見を言わせてもらうと、
LGBT的な問題が最近多く話題になるが、日本におけるバレンタインは一貫してまだまだ女性→男性へのイベントという位置づけに見える。
海外みたいに愛の日とかってしたらよいと思う。

今回はここまで。
読んでくださった人がいたら大きな感謝を。


画像は『STEEL BALL RUN』13巻 P275
荒木飛呂彦 集英社文庫
記事の内容とは全く関係ない大統領だが、名前がヴァレンタインなので。









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