『可愛い』は、ちゃんと仕事になる

「可愛いってそれだけで得だよね」ってことは、初めからわかってた。
可愛くないから、負けるんだ。
選ばれないのは『可愛くない』からだ、と。

外見はわたしにとってコンプレックスになっていたわけで。

プチファッションショーに、おまけで出させてもらった時。
アメリカへ行った時
ダンスオーデションを受けたとき
ファッション学校へ通った時
設計事務所と仕事をした時
上長研修を受けた時
中間管理職になった時
秘書の人たちと仕事をするようになった時
女性誌コンテンツを受講したとき
フリーになった時ー

必ずと言っていいほど周囲から出る、お決まりのキーワードは

「『可愛い』は、それだけで仕事になるから」だった。

だから外見には気を使え
だから可愛くなる努力をしろ
だから外見の良い子を選べ
だから、中身も磨く手伝いをしろ。
だから、いいように使われないよう大切に育てろ
だから、自分が可愛いと思うものを描けー

もちろん、誤解を招く言い方ではあると思うけれど。
「ただし、お前は可愛くないけどな」って判断されてるようですっごいイヤと思った時もたくさんあるけど。

「生まれ持った顔のキレイさにどう努力したって敵うわけないじゃん」と捻くれてたこともあるし、「整形しろってこと??」「メイクがだめってこと??」「努力してないってこと!?どーせ可愛くないですよ」「外見だけで判断されたくないわっっ」ってことも、たくさん通り過ぎてきたのだけれど。

ーそうじゃない。


プロの世界で生きる彼ら・彼女らが言っていた『可愛い』は、『美』と常に隣り合わせで腕を磨き続けていた人たちが言っていたのは。可愛ければ何でもいいとか、外見が整っている方が良き、とかいう局地的な意味ではなくて。

見た目が可愛い。
笑顔が可愛い。
キャラが可愛い。
声が可愛い


それだけで、あなたが生きていく最強の武器に磨き上げることができるよ、ってことだった。可愛ければ、誰かが放っておかない。可愛ければ可愛いほど開く入口もある。生きていく上で必要な仕事にすら引き合える。生まれ持った自分だけのスキルなんだから、活かせるだけ活かそうよ。眠らせておくのもったいないよ!!って、前を向かせる言葉だったと、40を目前に素直に解釈できるようになった。

見た目を操れることは仕事に直結する。

もちろん、職種によって必要とされる可愛さの基準はあるのは事実だけれど。
(プラス身長とか、語学力とか、お金とか?)

ただ、何にしても可愛くなる可能性は誰もが持っていて、磨くことに臆病になるだけ損だということ。例え自分の手でできなくても、必ず手を貸してくれる人はいる。

理想の自分に必要なのはメイクなのか、洋服なのか、ウォーキングなのか、ヴォイストレーニングなのか筋トレなのか、食事管理なのか。はたまた整形なのか??間違ってはいけないのは、見た目だけに命かけて無理はしないということは前提に。

わたし個人的には切実に、食事管理(一緒にご飯を食べてくれる女の人)とメイクしてくれる人が欲しいっっ。

『可愛い』って思うスイッチは人それぞれで、色んなタイプがあるからこそ
人をハッとさせる『可愛い』にも種類があり、絶大なパワーがある。
内側から溢れる何かが、ある。

だから、誰かの生きていく力にもなるし自分自身を肯定できたりもする。
可愛いを作って磨いていく過程はやってみなきゃわからないし、日々の習慣や意識の上に成り立っているものには違いない。だけど、自分は努力しても無理だって決めつけて諦めた時があっても。ちょっと勿体無いと思い直して、また始めてみるの繰り返しでもいいんじゃないかと思うわけで。


年齢を重ねる毎に可愛く、キレイになっていく人を見ると羨ましくもありやってみようと思う事が増えた。若く、知的な可愛さがまた違う可愛さを生み出しているのを見てるから、次の可愛いを引き出したくなる。


その人、その年代にしか出せない可愛さは確かに存在する。


尊敬するスタイリストさんは、チャーミングで時に厳しい。
シルバーボブが似合う彼女は、もうすぐ60代に差し掛かる。

尊敬するライターさんはパンツスーツがよく似合うロングヘアー。
教育系コンテンツを得意とするオレンジリップがよく似合う彼女は、花盛りの20代。ヒールとくびれがトレンドマーク。

居心地のいい友人は、一緒にいると必ず声をかけられる。
フェミニンなふわりとしたスカートがよく似合う彼女は、柔らかい声の持ち主で、30代の2児のママ。

必ずスマホに保存してしまう絵師さんの絵やVtuberの声は、決まって『可愛い』


『可愛い』を生み出せる人、表現できる人は、何かしら自分と向き合っていることが多くマイルールを持っている。自分に合う化粧品、スキンケア、洋服、見え方、声質、話し方などの法則を探して試して、実験し続けている。

変化していったモノは『自信』や『気づき』に変わっていて。誰かの『可愛い』を引き出す知見や力にもなっちゃうから、またこれが仕事につながってたりする。

可愛いいことがスパイラル上昇しか出来上がらないようになってるのかもしれないけど。始まりは全部『自分が見つけた、自分だけの可愛い』だ。


とは言え、じゃあまずは見た目的な可愛いを引き出すとしたら…まず何からしたらいいの??全年齢に関係なく、今すぐやれることは?整形ですか??エステですか??筋トレですか?って質問をぶつけてきた。

イヤなやつだよなーって自分でも思う。

「可愛いは仕事になる」と言ってくる人たちは
全員が同じようなことを言っていた。



『初めに髪型を変えること』

その為に、なりたい雰囲気をすくってくれる信頼できる美容師を探すこと
欲を言えば、艶も出してもらう。

次にメイク。
最後に背筋が伸びるブラと洋服を纏う。
それも好きなモノじゃなくて、『似合うもの』を人に選んでもらうこと


モデル、女優、スタイリスト、カメラマン、CA、アナウンサー、編集長etc
人前に出る人たちは皆『ヘアスタイル』から始まるらしい。

漫画家がキャラ設定の際に初めに決めるのも、『髪型』らしい。

声で仕事をするはずの声優さんも髪型を変えて挑むらしい。


外見がいい人の年収は、普通とされる人の1.5倍。
最終面談で外見がいい人が採用される確率80%超え
ちなみに、信用できると判断されるのも見た目がいい人の方が多いらしい。
(但し、なぜかイケメンはこの限りではない)
性格の良し悪しではないことに、ガッカリ感は否めない。

よく聞くこの数字が、本当の可能性が少しでもあるのなら。
自分磨きの割合を外見に注ぎ続けることは決して無駄なことではないと思う。
『可愛い』より『キレイ』寄りだっていい。


『可愛い』は仕事になる


※今回のヘッダー画像は、後ろ姿に一目惚れ♡

フォトギャラリーのアラパパ/Webライターさんから


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