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配当金は本当に再投資するべきなのか


1 投資目的を明らかにする

 投資をやっている人の中には配当金の再投資するべきか、それとも自分の好きなことに使ってしまってもいいのか悩む方もいるのでないでしょうか.
 そんな時は自分がなぜ投資をしているのか目的を考えてください.
 老後のために資産の拡大をしたいのであれば、再投資するべきですし、今の生活を良くしたと考えているのではあれば、使ってしまえばいいと思います.
 私の場合は
     ・安定的な生活
     ・お金の心配をしないで、好きな仕事をしたい
     ・投資を楽しみたい
というのが目的になっています.
 そのため、基本的には再投資をしていますが、何か欲しいものがあった際には配当金で購入をしています. 
 配当金を使っても使わなくてもいいという自由はいいものです.

2 将来にいくら配当金が欲しいか計算する

 私の場合は再投資をしていると話しましたが、将来にいくら必要なのか計算した上で、これ以上新規に投資する必要がなければ、配当金は使ってしまい今の生活を楽にすればいいと思います.
 配当金は増配により保有しているだけで、毎年もらえる金額が大きいなります.
 現在配当金が年間に10万円あるとした場合に4パターンで計算をしてみました.
 1 配当金は全て使ってしまった場合
 2 配当金は再投資するが、それ以外の買い付けはしない場合
 3 配当金は全て使うが、毎月2万円分は株を購入する場合
 4 配当金を再投資し、配当金以外に毎月2万円分買い付けをした場合

年間にもらえる配当金額

 いかがでしょうか.
 これは年間にもらえる配当金の金額になります.
 人によってとらえ方は違うと思いますが、将来に自分がどれくらい欲しいか考えた時の参考にはなるのではないでしょうか.
 30年後の結果を見てすごく結果が良かった場合で計算しているのではないかと考える方もいると思いますので計算条件を説明をしますと
       ・増配率 年率5%
       ・配当利回り 年率3%
になります.
 増配率については、米高の高配当ETFで人気のVYMが増配率8%と言われていますので、還元意識が高まった日本株でも増配率5%は無理な数字ではないと思います.
 配当利回り3%については、高配当としては物足りない数字ですので、実際は計算としては低すぎるくらいだと思います.
 以上のことをふまえて将来の計算としては現実的なものだと理解してもらえたでしょうか.

3 結論

 配当金を使うか使わないかは個人的の自由です.
 お金があるけど使わないのと、お金がなくて使えないのでは天と地の差です.
 自分が何のために投資をしているか考えるとともに何年後にいくら欲しいのか考えましょう.
 そうすれば配当金使っていいのか、再投資するべきなのか結論が出るでしょう.
 
 

※ 他の条件で計算をして欲しい方がいれば計算しようと考えていますので、教えてください.

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