ゆうへいの木版画│木版画作家

子育て中心の生活の中で、不要なものを手放しながら時間と心の余白を作り、日々生まれては消…

ゆうへいの木版画│木版画作家

子育て中心の生活の中で、不要なものを手放しながら時間と心の余白を作り、日々生まれては消えていく心の声を拾って直感とヒラメキで描くユーモアのある墨汁一色刷りの木版画を制作し、1枚目を印刷して初めてめくった瞬間の第一印象を基に作品に込めた思いを直感的に綴った超短編小説と一緒に届ける。

最近の記事

超ミニマル制作&展示という新しいスタイル

グループ展の参加も今回で3回目 過去2回を振り返ってみて思ったのは【色々な準備が面倒くさいと制作が億劫になる】ということ 僕は昨年10月から育児優先で時短勤務を申請して時間と心に余裕ができたおかげで、今まで「週末に一気に彫るぞ―!」と思っていた木版画も「娘が寝た隙に少し彫り進めよう」という感じで制作自体のハードルがかなり下がりました。 とはいえ、何だか準備に疲れてしまったので、制作&展示方法を見直しました。 ①余白を意識した作品にする 自分史上、最も小さい作品を作り

    • 1997年・丑年

      1996年12月、僕は年賀状用に版画を制作し始めました。当時は9歳(小3)でした。 小学校の図工の授業で木版画と出会い、そのころ父が年賀状用に木版画を作っていることを知った僕は「自分も彫りたい」と言ったのを覚えています。 それまで、折り紙一筋で「和紙職人になったら、一生折り紙ができる!」と思って伝統工芸士を夢見ていた僕でしたが、木版画は折り紙を上回る魅力に溢れてました。 唯一のゴム板冒頭の文章で「版画」と書いたのは、実は、最初の年だけ木版画ではなくゴム版画を作ったからで

      • 木版画作家として生きる

        初めまして、木版画作家のゆうへいです。 僕は小学校の図工の授業で木版画に魅了されてから約30年、作品を作り続けてきました。 周囲には木版画を趣味にしている友人がおらず、学生時代は孤独や疑問を抱えながら制作していましたが、2023年から「木版画作家」と名乗るようになってから制作活動に自信がつき、2024年は「自分を信じ切る」ということで、気持ち新たに焦ることなく楽しく木版画と向き合っています。 この記事では、これまで言語化してこなかった僕の木版画哲学や制作過程をたくさんお

      超ミニマル制作&展示という新しいスタイル