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ぱっと見てこれダメだろうな~と思う作品

シナリオコンクーラーのためのシナリオ分析を始めてから、
かれこれ10年以上経つんですけど、
ざっと1500本以上の作品を拝見させていただいてて、
私個人が一人でそれだけの量を分析してるって
なんかそれってかなり凄いことじゃないかと思い始めていて、
そんな私がシナリオについて色々書いても(語っても)、
別におかしくないだろうと再認識している今日このごろ。


ということで、

ビビの役に立たないシナリオブログの過去記事です。


ぱっと見て、これダメだろうなあ~と思う作品!!


ファーストシーンに動きがない。
「動き」とはリアクションのことで、
リアクションとは、
感情の動きとセットになって描かれます。
動きがないと次のシーンに何の期待をすればいいか、
わからないんです。
一言で言えば興味が沸かないの。



登場人物がやたら多い。
しかもその多くが開始10枚以内に集中的に登場する。
登場人物をしっかり描き分けられる人でも、
最初の数枚に4人以上の人物が出てきたら、
誰のどんな感情を追えばいいのか戸惑います。
特にやりがちなのが教室から始まるドラマ。
教室からドラマを始めるな!と強く言いたい。


あらすじと本編がなんか違う。
あらすじを読むと意味がわからない。

あらすじがヘタクソは本編もヘタクソです。
それは間違いありません。
本編がそこそこで、
うまくあらすじをまとめられない、というのはあります。


タイトルが意味不明すぎる。
知らない言葉は絶対にググって調べるので、
それでもよくわからない場合は本編見て、
そこに出てきて意味を解説してあるとなるほどと思うこともある。
でも解説も無しだともう意味がわからん。
それは作家の自己満足だからヤメレ。


柱(シーンを撮影する場所)のバリエーションが乏しい乏しい。
リビング・学校・オフィス・居酒屋・海で成立させようとする。

最近はここに病院が含まれます。
まあ、今オンエアしているドラマを見ると、
日本は仕方ないのかな~って思うわ。
海外ドラマの足元にも及ばないのは日本のドラマしか見てないからだろうな。


辻褄が合わないことを平然と書いてのける。
辻褄を作家都合で無理矢理合わしちゃう。

辻褄は設定内でかたづけるとドラマになります。
設定はちゃんと使わないといつまでもステレオタイプから脱却できませんよ。ていうか使える設定を考えるのが先だよ。


まだまだあるよ!


ぎっちぎちに書かれている。


すっかすかな原稿。


二人芝居をひたすら繰り返す。


嘘がない。


意外性がない。


偶然によって人が死ぬ。


上記2つ以上当てはまったら、
シナリオ分析どうぞ!

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