酒井英之@V字経営研究所

慶應義塾大学経済学部⇒ブラザー工業株式会社(入社2年目で考案したラベルライターが、今も…

酒井英之@V字経営研究所

慶應義塾大学経済学部⇒ブラザー工業株式会社(入社2年目で考案したラベルライターが、今も全米でシェア60%を超えるロングセラー商品に)⇒戦略コンサルタント(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社にて経営戦略部長兼プリンシパル)⇒2014年に「V字経営研究所」創業。

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自己紹介

基本理念暗夜に一燈を灯す。 「一燈を揚げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め」は幕末の思想家、佐藤一斎が書いた「言志四録」からの言葉です。 ビジネスを展開する中で経営者は幾度も夜も寝られない経験をします。 何をしていいかわからない!自分の行く先がわからない!人口減少に直面しているわが国では、日々この不安は強くなっています。そんな中、わずかな光でもいい。自分が頼るべき「一燈」が見えたらどうか。 その瞬間に経営者は、それまで自分を襲っていた不安から解放され

    •  「今さら聞けないウェルビーイング経営~なぜこんなにも、従業員のエンゲージメント向上は難しいのか?~」

      ■生産性の向上やエンゲージメント向上に悩んでいる方へ 物価上昇に追いつく賃上げのために 生産性向上が避けられない状況ですね。 そのカギとなる社員の幸福感の向上は 企業の喫緊の課題です。 そこで、従業員がいきいきと楽しく 自立的に働ける会社とはどんな組織かを一緒に考え、 明日から活かせるヒントを 講義形式・一部ワークショップ形式で行います。 キーワードは「ウェルビーイング経営」。 「ウェルビーイング」という言葉を 初めて耳にする方も大歓迎。 生産性を高めたい方、 社員の

      • vol.542「あなたの会社の社員は、『事業・サービスへの誇り』を持っていますか?」

        『新プロジェクトX』がはじまりました今月から始まった新プロジェクトX。1週間遅れで視聴しました。皆さんはご覧になられましたか? 第1回はスカイツリー建設の物語。登場したのは鋼管を組み上げた2人の鳶職人と、その鋼管を作った定年間際のプレス職人。テーマソング『地上の星』の通り、誰も観ていないところで頑張った人々にスポットライトが当たるのが、この番組のウリ。 特に私が感動したのは、15歳で鳶職になった人の話。彼が鳶職を選んだのは、両親が離婚して家にお金がなく、給料の良い仕事が

        • vol.541「累計1000万台突破。コンセプト開発の苦悩と光」

          Sky社の成功物語「累計1000万台突破。コンセプト開発の苦悩と光」 新年度になり、人の往来が激しくなりましたね。 ビジネスマンに旅行客、インバウンド… すっかりコロナ前に戻ったようです。 そんな往来の激しい新幹線のホームで、 かつて私が立ち上げをお手伝いした商品が 導入1000万台突破した、 というポスターを見かけました。 Sky(株)のセキュリティソフト 「SKYSEA Client View」。 藤原達也さんのTVのCMやタクシー広告で ご存じの方も多いでしょ

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          vol.540「水原さん事件から考える、前向きなエネルギーを引き出す3条件」

          大谷翔平さんの通訳の水原さんがドジャースを解雇された事件。ショックでしたね。ワイドショーのコメンテータが「あの2人の姿にどれだけ癒されたことか…」とコメントしていました。激しく同意です。そんな中、当メルマガの読者から「水原さんの件についてメルマガ書かないんですか?」という要望をいただきました。こういう問い合わせは大歓迎です。 不正のトライアングルそこで今回は、私が本件で考えたことを綴ってみたいと思います。水原さんが具体的に何をしたのかはっきりしない点もありますが、大谷さん

          vol.540「水原さん事件から考える、前向きなエネルギーを引き出す3条件」

          V字研セミナー(4月無料)開催のご案内 「リスペクト・ワークショップ」

          最近、私のところに依頼が多いリスペクト研修。 これはハラスメント研修の真逆の研修です。 ハラスメント研修を受けると何も言えなくなってしまう… そうではなく「こういう言葉、姿勢をもっと増やそう!」 というのが、相手を尊重し大切にする「リスペクト」です。 そこで弊社がよく行っている リスペクト・ワークショップの 一部を読者の皆様とシェアしたいと考えました。 期 日:2024年4月22日(水) 18:30~20:30 場 所:オンライン(Zoom) 詳細、お申込みは下記にな

          V字研セミナー(4月無料)開催のご案内 「リスペクト・ワークショップ」

          vol.539「賃上げ当たり前時代…経営者に求められる覚悟とは?」

          賃上げ水準の高止まりが見込まれる背景連合から今年の中小企業の賃上げ率が発表されましたね。月額1万1916円、率にして4.50%。非常に高水準になりました。 それを受けてか、岸田首相が28日の記者会見で思い切った2つの約束をしました。「まず、24年、物価上昇を上回る所得を必ず実現する」と「25年以降に、物価上昇を上回る賃上げを必ず定着させる」。その締めくくりに「賃金が上がることが当たり前という前向きな意識を社会全体に定着させていく」と述べました。 このうち「賃上げが定着

          vol.539「賃上げ当たり前時代…経営者に求められる覚悟とは?」

          vol.538「もし繁忙期に部下が有休を申請してきたら」

          管理職の悩み最近、離職防止をテーマにした管理職研修の依頼が増えています。最近私は「Z世代はなぜやめる?Z世代の生かし方、育て方」というタイトル講演をさせていただく機会が多いのですが各社共通の悩みのようです。 そこで管理職の皆さんに、「どんな時に若手社員どの間でコミュニケーション・ギャップを感じますか?」と尋ねます。すると最もよく出る意見の一つに「有休を取るときに周囲に配慮しない」があります。 特に繁忙期で、みんなが忙しくしている時に「休みたい」と平気で休みたいと言ってく

          vol.538「もし繁忙期に部下が有休を申請してきたら」

          V字経営研究所公式メールマガジン

          ビジネスマンを対象に週に一度配信しているメールマガジンです。 テーマは「ヘコタレをチカラに」。 何かにつまずいた人に「そこからが本当のあなたの始まりだ」との メッセージを届けたくて、様々なチームの V 字回復事例や細部にわたる創意工夫を、時事ネタと連動させてお伝えしています。 また、V字研からのお知らせ、セミナー情報もお届けしています。 ご登録申込ページはこちら

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          「社員の心理を賢くついた、社員が社長の期待通りに動き出す5つの打ち手」

          【人財の定着と育成で悩まれている社長へ】日本経営合理化協会のセミナーに登壇します 「社員の心理を賢くついた、 社員が社長の期待通りに動き出す5つの打ち手」 ・社長が具体的な方針を示しても、社員が思うように動いてくれない。 ・やっと採用できた若手社員がすぐ辞めてしまう。 ・仕事に対するモチベーションがきわめて低い… そうした社長の期待と実態の違いは社員の気持ちをよくわかっていないから生まれています。 「トップダウンからミドル・ボトムアップの経営にスイッチし、笑顔溢れる職

          「社員の心理を賢くついた、社員が社長の期待通りに動き出す5つの打ち手」

          vol.537「職場が変わるリスペクト・ミーティング」

          リスペクトの新たな波毎月一度、戦略会議に出席させて頂いているクライアントがあります。 入り口はデジタルロック方式。京アニ事件の後、社長が社員を守るためにカギを付けました。 そのため入るときはベルを押して中の人を呼びます。先日、いつものように「V字研の酒井です」と告げると、「お待ちしていました」との返事をいただきました。 こういうの、なんだかとても嬉しいです。「いらっしゃいませ」「ようこそ」はあっても、「お待ちしていました」はなかなかないです。リスペクトを感じて心にしみま

          vol.537「職場が変わるリスペクト・ミーティング」

          vol.536「経営者が困ったときに『すがるべきもの』とは」

          2019年から5年経ちました。 成田空港はコロナ前の7割まで 利用客が回復しているようです。 株高もあり、経済は当時の活況を取り戻しつつありますね。 コロナ前の2019年、弊社は大忙しでした。 というのもこの年は、 2025年を見据えた2025年ビジョンを作る仕事が 非常に多かったからです。 御縁を頂いたクライアントからの依頼に加え、 経営者が大勢学んでいる研修機関の依頼で 大勢の経営者の皆様のビジョンづくりを 指導させていただきました。 その数、トータルで40社以上です

          vol.536「経営者が困ったときに『すがるべきもの』とは」

          vol.535「昭和の常識・令和の非常識=この言い方を気を付けて!」

          『不適切にもほどがある』 TBSで毎週金曜日22時から放送されている番組です。 ご覧になられたこと、ございますか? https://www.tbs.co.jp/futekisetsunimohodogaaru/ 昭和に生きていた主人公(中学の熱血先生)が タイムスリップして令和に来てしまうことで起こる ドタバタを描いたコメディ。脚本は宮藤官九郎。 そこで、昭和と令和、どれだけ違うのか、 しっかり見ておこうと思い、 先日ネトフリで第一話をチェックしました。 が…、正直言っ

          vol.535「昭和の常識・令和の非常識=この言い方を気を付けて!」

          vol.534「採用力を高めたい会社は〇〇から始めよう」

          株価が35年ぶりの高水準ですね。 トヨタ自動車は3月末の営業利益を 過去最高となる4兆9000億円と予想しています。 バブル時代を彷彿とさせますね。 35年前、私は麻布十番にある事務所に勤めていました。 最寄り駅は六本木で毎日利用していました。 当時、帰宅が終電になることもしばしばでした。 が、バブル真っ盛りの時代です。 その時間帯でも六本木は人が溢れていました。 が、今の六本木は当時とまるで雰囲気が違います。 相変わらず外国人は多いのですが、 決定的に違うのは、 スー

          vol.534「採用力を高めたい会社は〇〇から始めよう」

          vol.533「心理的安全性の高い職場をつくる最初の一歩」

          職場の「心理的安全性」が重要視されてから 10年以上が経ちました。 きっかけは、グーグルが行った プロジェクト・アリストテレスです。 これは、「生産性を高める組織」の 共通項をリサーチしたものです。 そして、その圧倒的な1位が 心理的安全性でした。 「「誰も自分を馬鹿にしない」と信じあえるチーム」は 生産性も高いという意味です。 https://www.ashita-team.com/jinji-online/organization/10813 このことに気づいた会社

          vol.533「心理的安全性の高い職場をつくる最初の一歩」

          vol.532「地震発生時の神対応と栗山監督の言葉」

          新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします さて、元旦に能登地震が発生しましたね。10日経った現在でも行方不明者が100人を超え、避難所生活を強いられている方が多数いることに心を痛めておられる方も多いと思います。 こうした地震の時は、誰しもパニックに陥ります。発生した元日、私は岐阜市の実家でTVを観ていました。揺れがなかなか収まらず、大変怖い思いをしました。 そんな中、様々な神対応に出会いました。また、その後の報道で知りました 例えばNH

          vol.532「地震発生時の神対応と栗山監督の言葉」