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ほぼ素人がゆるく手がける完璧を目指さないguitar DIY⑦導電塗料ってどうなん?

ども VNDです

塗装ひと段落したとかいってたなーコイツ
そう思われてた方 はいその通りです

実は今回の導電塗料は塗装の中でも
ちょっと特殊な部類になります
工程だけで言えば 塗って乾かして 2度塗りして乾燥

はい たったコレだけです!


エレキギターとかが好きなマニアな人じゃない限り
一生聞くことがない 「導電塗料」とは一体何者か....

本題にはいりましょう


必要工具はこちら

導電塗料
アルミテープ
ハサミとカッター
マスキングテープ
かなり細めのハケと普通のハケ
ウェス


STタイプについているピックアップ
すなわちシングルコイルピックアップは
音を電気的に増幅するパーツの弱点として
「外部からのノイズを受けやすく拾いやすい」
という特徴があります

マイクのハウリングとはちょっと違うんですが
構造的にどうしても外部ノイズを拾うので
アンプに繋いで音を大きくしたり
歪み系エフェクターを強めにかけたりすると
普通のシングルPUはだいたい

「ジーーーーー」という音が強く出てきます
これ手で弦を触っているとまだマシになるんですが
スタジオだったり宅録で取ったりする方なんかはかなり頭を悩ませる症状だったりすると思います


このノイズを少しでも軽減する為に選んだのが
この導電塗料!

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Sonicの水性タイプの導電塗料です
水性タイプと油性タイプがあるようで
使いやすさだと水性なのでこちらにしました


塗料に導電性の物質が入っており主にカーボンなどなど
コレをピックアップザグリと呼ばれる
ボディの凹みの部分に塗って
気持ち表面に塗料が縁取る感じで仕上げます

ジャックザグリの部分は一部分のみ塗らないでください
全部塗るとジャック挿した時に
先端が塗料に触れたりするとショートしてしまう為です


もちろんこちらもジャックプレートに塗料が触れるようにややはみ出して仕上げます

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塗った部分にアースラグというノイズとして入った物の逃げ道を作る


上から被せるピックガードの裏面にアルミ箔やアルミテープなどで塗った面積と同じくらいの大きさで貼る
よく切れるカッターとかで穴やカーブの部分を
丁寧に切り取ります

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導電塗料は案外乾きが早いです
乾燥目安は夏場です 1度目も2度目も
1時間ずつとりました


ここからはオマケです
青空ブルーの残りをどうしたか気になりませんか?笑

表面は導電塗料でほぼ見えなくなりました
問題は裏面です

画像4

実はココ失敗してました...笑

最初こんな感じのマスキングして
何を思ったかローバルスプレーという錆止めを
塗ってしまってですね


いや、なんか銀色の渋い感じになってくれてたら良いなって....
そんな風には一切ならず 変な銀色のテカリと
青空ブルーが混じって仕上がり
さらにそれを隠す為に上から導電塗料塗るという
カオスな感じになりました


ちょっと待てよ 裏面まで導電塗料塗ったら
ここに裏蓋をつけないとあかんやないかい!

ああ ここからバックパネル用意して
アルミテープ貼って
アースラグもう1本とって....

なんてやってられっかぁっ!!
こちとらバックパネルいらん派なんじゃい!

でもこのままだとノイズ変に出たりするよな....
しかも触ると鉛筆の芯みたいな
カーボンめっちゃ手につくし...笑

身体に密着して弾いてたらコレ絶対服に着くよな....


そう思ったワタクシはバックパネルザグリの
塗料落としを決意します
・うすめ液
・ウェス
・紙やすり適当に
・根気
で乗り切りました
終わった後ふと
「なぜ俺はあんな無駄な時間を....」
slam dunkの三井ばりに3分ほど後悔しました

そのあとカンペハピオという商品で
水性じゃなく油性で
塗りが簡単なもの

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コレギター用じゃねぇよ!
そうです 建物用です
なんなら門扉とかに使うやつです


選んだ理由は
・乾燥早い
・仕上がりエナメル質で面が綺麗

だったからです
匂いはうん、普通の建物用塗料です


それをバックパネルザグリにぬって翌日まで放置
塗る時うすめ液などは一切使ってません
コレが意外と良い仕上がりになったので
ちょっと閃きます
この閃きは2本目に地獄を見ることになりましたが...


そんなこんなで本当に今回で塗りが終わりました
なんとか2日使って修正から仕上げまで塗れました

ピックガードを固定して収めた時に
ザグリとアルミが箱状になって
受けたノイズをアースラグを通して逃がす
そういう事でやってみた導電塗料

サウンドやノイズにどう影響したのか?
果たしてその効果やいかに!?

次回、組み込み!まだここは9合目!!の巻

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