【3月のAudible読書メモ①】
『夜明けのすべて』瀬尾まいこ
実は、昨年一度読んで(聴いて)いる本だ。
最近、映画化され予告編を目にしたのでもう一度聴きたくなった。
以前、ママ友の一人がパニック障害になってしまった。パニック障害について何の知識もなかった私は彼女からの話とネットで調べたことで、分かったような気になっていた。しかし、この本に出合って、私が分かったことなんてほんの一部でしかないと気づかされた。
物語の進行は、重くなく、ところどころくすっとさえしてしまう。それでいて、大切なことは心に落としていってくれる。物語で描かれている優しく、ゆったりとした気持ちになれる職場の人々がとても魅力的だ。
『小学五年生』重松清
これを読んで小学校5年生の自分を思い出さない人はいないだろう。
大人のこと、世の中のことが少しずつわかり始めた頃の自分を重ねながら、聴いた。
心情表現が見事で、中学校の教科書や中学受験の問題としてよく取り上げられるというのも頷けた。
心を柔らかくするために大人にもおすすめだ。
電車の中でうっかり読むと、泣いてしまうのもあるかもしれないので要注意(『ケンタのたそがれ』泣けます)泣かないまでも、どの物語もキュンキュン、ギュンギュン胸に迫ってくるのは確かだ。
転校経験の多い私は、転校生の話に当時を色々と思い出して遠い目になっていたと思う。
『カラフル』森絵都
この本を聴くきっかけをくださったのはPTAかいちょーさんのこちらの記事。
ちょうど、上記の『小学五年生』を聴き終わったタイミングでこちらの記事に出会えたので、飛びついた。柔らかい心になっていたはずだから(笑)
読後は、タイトルに込められた意味をかみしめ、大切なものや大切なこと、そして大切な人に改めて丁寧に目を向けたいという気持ちになる。
かいちょーさん、素敵な本を紹介してくださって、ありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございます。
また次のnoteでお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?