久しぶりにカラフルを読んだ

森絵都さんのカラフルという本を知っているでしょうか。少し前ですが、アニメーション映画にもなっていたので知っている方も少なくはないと思います。

写真は本の表紙を使わせていただきました。素敵ですよね。カラフルというタイトルなのに、表紙は一面黄色。惹かれます。

私がこの本を初めて読んだのは小学生高学年くらいだったと思います。

ざっくりとしたストーリーは、死んだ『僕』の魂が、自殺をしたある男の子の体

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ありがとうがらしはからい!
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森絵都さんが今月買った10冊の本は?

タフな子供時代

 増税前の出版ラッシュか、このところ魅力的な新刊が次々と刊行され、買っても買っても追いつかない。嬉しい悲鳴をあげつつ読んだ中から3冊を紹介するにあたって、今回は〈タフな子供時代〉をキーワードに据えた。

 翻訳物を読む醍醐味の1つは知らない世界と出会えることだが、アルプスに暮らす男の生涯を描いた『ある一生』には、最初の1頁目にして「ヤギ飼い」が登場する。ヤギ飼い。一体ここはどんな

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ありがとうございます!
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森絵都著「みかづき」を読んだ

本屋さん大賞上位の本を読んで行こうと本屋さんに行って、2017年の2位になった「みかづき」を購入して来たのが、数週間前でした。
事情があって他の本と並行して読んだり、読書の時間を削らざるを得ない事情もあったりなんかしたので、ゆっくりじっくり読み進めることになりましたが、先程ようやく読み終わりました。

感想を一言で言うならば「凄い」に集約される。

読みながら何度も「凄い」とため息混じりに呟きまし

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やったー。スキをありがとう。
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最近読んだ本 まとめ

①すべて真夜中の恋人たち/川上未映子(講談社文庫)

真実の恋、ってなんだろう。価値のある恋、ってなんだろう。いい恋、ってなんだろう。長く付き合えばそれは「いい恋」なのか?身体の関係があればそれは「立派な恋」なのか?失った恋は「無意味な恋」なのか?

この本は、それらの問いに静かに答えを提示する。「どんな結果になったとしても、心の底から誰かに焦がれたならば、それは真実の恋なのだ」と。たとえその

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わたしも好きです!
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監視ドローン飛び交う息苦しい社会

TVドラマにもなった「みかづき」のあと「小説トリッパー」で掲載された新作長編を読み終えました。

平安の昔、石や虫など自然と通じ合う力を持った風穴たちが、女院八条院様と長閑に暮らしておりました。以来850年余。国の規制が強まり監視ドローン飛び交う空のもと、カザアナの女性に出会ったあの日から、中学生・里宇とその家族のささやかな冒険がはじまったのです。異能の庭師たちとタフに生きる家族が監視社会化の進む

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やったー!
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『DIVE!! 上・下 (森絵都)』【読書ログ#10】

森絵都さんの作品は読んだことがなく、『DIVE!!』も書店で見かけてはいたけど、どんな話なのか全くわかっていなかった。

表紙を見ると、プール、ダイブ、海パン男子、エクスクラメーションマークがふたつ。私、泳げない。私、スポーツしない。私、勢いもないし、若くもない。よし、私には関わりのない世界の話だ! と無意識に処理してスルーしていたに違いない。

読書会の課題なので読み始めたのだけど、思ったとおり

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カラフル 森絵都(7/6)

「おぉ...」

置いてかれていかれるような斜め上かつゆるーく始まる「カラフル」。
以下引用より、その雰囲気を少し味わっていただきたい。

死んだはずの僕の魂が、ゆるゆるとどこか暗いところへ流されていると、いきなり見ず知らずの天使が行く手をさえぎいって、

「おめでとうございます、抽選に当たりました!」
と、まさに天使の笑顔を作った。

「あなたは大きな過ちを犯して死んだ、罪な魂です。通常ならばこ

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第7回✾小春会✾

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先週開催しました第7回#読書倶楽部小春日和 の#小春会 のご報告です。
ここ最近の中では一番人数の少ない5人(主催者含む)での開催でしたがその分転々とする話題に対してじっくり話を深めていけた時間でした♫
それでは今回も作品を紹介します❤*

#これからの正義の話をしよう #マイケルサンデル
■相対的な定義について
#旧約聖書創世記 (岩波文庫)
■一神教 唯一なる神との出会い
#検察側の罪人#

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おとなの読書感想文2

今回は「中高生への推薦図書」です。
司書教諭の資格を持っており、図書委員の先生になるのが夢でした。図書だよりで生徒たちがそれぞれに本を紹介する場面に立ち会いたかった。叶わなかった夢をここで昇華します。教員になって生徒たちに「おすすめの本なんかある?」って聞かれたら紹介したかった本たち。

『カラフル』森絵都

ド定番ですが、これはマストですよ。僕も中3のときに生徒指導の先生に勧められて読みました。

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私が小説を読むわけ

バイトの上司が「俺、本読めないんだよね。とくに小説」と言っていた。途中で絶対に飽きるし、そもそも必要性を感じないらしい。私は小説を少なからず読む人間だが、「必要性がない」のはまあ、わかる。

大学で文芸学科みたいなところに(一応)いるからか、周りに本を読む人はけっこういる。けれど、サークルやバイトなど一歩外に出ると、「なんで小説なんて読むの?」みたいな雰囲気がどことなく生まれるなー、と感じる。私が

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