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ついつい、ないものねだりをしてしまう。

地獄少女の主題歌「NightmaRe(SNow)」

あなたを想う こんなに想う
そんなあたしを夢でみつけたの

もっと知りたい もっと知りたい
あなたのことをもっともっと知りたい


地獄少女、食いつくように見ていました。すっごく怖くて。この頃からホラーが好きだったのかな。また曲が雰囲気にめちゃくちゃあってるんですよ。

せつなくてロックな歌声。バラードが合うような優しい歌声も好きなんですけど、SNoWさんのような声もすっごく好きで。自分とかけ離れているからこそといいますか。ないものねだりなんですけど

「はぁーいい声だなー、羨ましいなー」

って。こんなに芯があってかっこいい声になりたい。あ、でも専門学生時代先輩に


「いやーいい声憧れますよねー、僕もなりたいですー」

と言ったらめちゃくちゃ怒られたっけ。

『あ?おまえ、いい声になりたくて声優目指したのか?違うだろ。芝居がやりたいんだろ?そんな表面的なことじゃなくてさ、もっと真剣にやろうぜ。俺、やだよ。そんな奴と芝居やるの』

お家に泊まらせていただいたり、バーベキューしたり、レッスン終わりには終電ギリギリまで語り明かしたなぁ。懐かしい。この熱い先輩は家庭の事情でお芝居を辞めてしまったんですが。今何されているんだろう。

いやー、つい、ないものねだりをしてしまいますね。あんな表現ができるようになりたい、あんな声になりたい、あんな芸ができるようになりたいって。

好きな人、憧れの人のことはもっともっと知りたくなる。何でそんな表現ができるようになったんだろうって。聞きたいのは山々なんですが、相手にお時間をいただくのは申し訳ないので、想像を膨らませるだけで終わってしまうんですけど。

もっともっと知らなきゃいけないのは、自分の声のことなのかなぁーなんて感じています。さっきの曲を聞き直すと尚更ね。何度も聞き直して「こういう声をしているのか?いやいや、こうか?」なんて。


もう、恋とか愛に近い感じです。何度も何度もあーでもない、こーでもないと考えちゃって。

最近、お仕事関係の方と飲んでいるときに

「恋って何なのかわかんなくなっちゃいました」

って言われたんです。恋ねぇ。そのときに思い出したのは、とあるキャッチコピー。って言っても自分で考えたコピーなんですけどね。とある作品のキャッチコピーを考えさせていただいたんです。

「気づいたら恋、気づかされたら愛。」

いつも考えちゃう。それは恋。優しい言葉をかけてもらったり、後から考えればいろんなことをしてもらってたと気付く。これは愛。

愛ってなにも異性に向けるものだけじゃないんですよ。親が子に向けるのも愛。海外では「おやすみ」という意味で「アイラブユー」と言ったりします。愛です。それでこれが浮かんだんです。といっても、1週間くらい考えましたけどね。

喋りでも文章でも“愛のある”言葉を紡いでいける、そんなアイラブユーを表現していきたい。



ナレーター
ありのひろき

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