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ラグビー日本代表ジェイミージョセフHCとオバマ元大統領が使ったあの言葉

このnoteはVoicyの過去の放送の一部抜粋です。
記事を読んでみて詳細についてもっと詳しく知りたい方は、是非Voicyでお聴きいただければと思います。

今回は「W杯ラグビー日本代表」のお話しをご紹介します。
具体的には、グループリーグの試合で、当時世界ランク2位のアイルランド戦の勝利後のヒーローインタビューでSOの田村優選手が真っ先に話したあの言葉です。

昨年のラグビーW杯日本代表、本当にたくさんの感動をもらいましたよね。アイルランドを倒しスコットランドも倒して、グループリーグを4勝0敗で突破してベスト8へ。
なぜ、グループリーグ最強と呼ばれるアイルランドを倒すことができたのでしょうか?

その要因の一つにジェイミージョセフHCが試合前に発した言葉が上げられます。

試合前、ロッカールームでジェイミーの言葉とは

実は、日本はTier2なんですけれども、Tier2の国が決勝トーナメント(つまりベスト8)へ行くのは12年ぶりのことだったそうなんでです。
いかに昨年の日本代表が、日本国内だけでなく世界的にみても快挙を成し遂げたのかが、よくわかります。

話を「アイルランド戦の勝利後に田村優選手が話した内容」に戻します。
厳密にいうと、田村選手が話した、ジェイミージョセフHCの言葉。田村選手はアイルランド戦後の試合後インタビューで、「今どんな気持ちですか?」と聞かれて、すぐにこんなことを話しだしたんです。

「試合前、ロッカールームでジェイミーが5行の俳句を詠んでくれて…」「誰も勝つと思ってないし、誰も接戦になるとも思ってないし、誰も僕らがどんなに犠牲をしてきたのかもわからない。信じているのは僕たちだけっていうメッセージがあって。その通りになったと思います」という風に言ったんです。


そもそも俳句じゃなくない?というツッコミは抜きにして、もし自分が選手を試合前にかけられたら「やってやろう!」という気になる、そんな言葉だなと感じます。


この言葉のなかで、最もジェイミーが選手に伝えたかったのは、最後の部分の「信じているのは僕たちだけ。」というところです。試合前に選手全員と話す最後の機会。一体感をより高めて最高の状態で試合に入りたい。そのために念押しで、「僕たち(日本代表の選手・スタッフを挿しますが)だけは信じている/認めているよ」という「僕たち/俺たち」のWeが主語になっている承認のメッセージを使っています。

この話の展開により、試合前の選手を奮い立たせ、試合後の選手の心に刺さった言葉になったのです。

このメッセージの何がすごくて、どのように選手が奮い立ったか、またオバマ大統領との共通点はなにかなどの考察の詳細は、Voicyで配信しております。


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