見出し画像

はじめに

こんにちは皆さま、
voodoo girl(ブードゥーガール)です。

これからたっぷりと大好きな映画について書いていきますが、その前に、noteを通してわたしが解きたい”呪い”についてお話しします。

その映画、面白かった?

あなたの友達が、話題の新作映画を観に行ったと話しています。その友達に映画の感想を聞く時、あなたはなんと声を掛けますか?

毎回とは言わないまでも、「面白かった?」と聞いたことはないでしょうか。あるいは「どうだった?」と聞いた結果、「面白かった!」という答えが返ってきたことが人生で一度はあるんじゃないかなと。

日本人には、起承転結を重んじる文化があるように感じます。だからなのか、映画を観る時も物語の展開を重視する傾向があって、明白なオチがない映画は敬遠されがちになる。そして、物語軸で映画の良し悪しを語る時に使うのが「面白い」という言葉なのだと思います。

英語で同じ質問をするなら、きっと「How was it?」「Was it good?」あたりでしょう。比べてみると、日本語の尋ね方よりも多様な観点で評価する余白があるような気がしますよね。欧米では、もちろん展開が軽視されているわけではないですが、キャラクターの人物像や描き方が重視されることが多いと聞いたこともあります。

もっと自由に!

わたし自身、ほとんど無意識に「面白かった?」と聞いてしまうことは多々あります。それに、物語の面白さを重視することを悪いと言っているわけではないです。

ただ、人によって楽しむ方法や好きになるポイントが違って当たり前なのに、面白いか面白くないかの幅でしか語り合えない環境では、自分なりの楽しみ方を見つけるのが難しいし、結果的に自分が好きかもしれない映画との出会いを逃してしまいかねない。そういう意味で、”呪い”になっている気がするのです。

「展開はありきたりだけど、音楽の使い方が最高にかっこいい」
「主人公のファッションとニューヨークの街並みを眺めるだけで幸せになる」
「彼女の行動には全く共感できないけど、なんか憎めなくて、むしろ好きかも」

なんでもいい。ただ、もっと自由に好きになれたら、映画を観る人もその頻度も増えるんじゃないか。なんて妄想しています。

オタクですがなにか

わたしは映画業界で働いているわけでも、知識が豊富なわけでもありません。単純に、映画が好きで、映画はわたしの人生の欠かせない要素で、周りに言わせるとオタクの部類というだけです。

でも、この映画愛を原動力にどうやって映画を選んでいるか、どんな楽しみ方をしているか、というわたしのオタ活を共有することで、自分なりの映画の楽しみ方を探すヒントになったらいいなと思っています。感想でも評論でもなく、偏った愛のラブレターだと思って読んでいただければ幸いです。

ぜひ、お付き合いくださいませ;)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?