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バーチャルで有名な港町に行ってきた、メタバースでのプロモーションとは

その港町は静岡県の焼津です。

ここがバーチャルで有名な理由は、昨年8月に開催された、VRChatを利用したメタバースの展示会「バーチャルマーケット2022 Summer」に焼津市ふるさと納税課が初出展をしたからです。

バーチャルマーケットの焼津市ブースでは、自分でできるマグロ解体ショーと、地域をPRする展示物の掲示やビデオの放映がされていました。

焼津市のブースがとても良かったので、焼津を訪れることにしました。メタバースでの焼津市の取り組みから、現実の焼津の海鮮丼とお土産まで紹介します。

とても印象的だった焼津市のブース

焼津市のブースでは、マグロ解体ショーでフレンドと盛り上がりました。さらに、地域をPRするビデオがとてもハイクオリティーで、全部じっくり見ていきました。

正直なところ、焼津市のブースが見えた時は、バーチャルに合わなそうな出展がされていると思いました。ところが、楽しい、美味しそう、行ってみたい!と気持ちを鷲掴みにされたわけです。

VRで見た焼津市のブースは、webサイトをモニタやスマートフォンで見るよりも多くの魅力が伝わってきました。特にビデオで紹介されるマグロなどの海産物がとても美味しそうでした。

VRの中で見るビデオは現実と同じように平面ですが、大きなモニタに映し出されているのが良かったです。バーチャルでは大きなものを自由に出せるのが、展示と相性が良いようです。

現実の焼津はやはり魚が美味かった

静岡駅から焼津へは車で30分ほどの道のり。今回はメタバースで知り合った静岡在住のフレンドが車を出してくれました。フレンドは港町なら清水の方が色々案内ができると勧めてくれましたが焼津へGo!

だって、バーチャルマーケットに出ていたのは焼津ですから。

買い出しで賑わう焼津さかなセンター

焼津ではビデオでも紹介されていた、焼津さかなセンターを訪れました。ここではマグロ、イカ、タコ、カニ、シャケなど、沢山の海産物が販売されていました。一般人向けの市場みたいな場所です。豊富な食材に目移りをさせながらウロウロと歩き回りました。

中トロ、赤身、漬け、イカ、甘海老、しらす、などなど

そして、焼津さかなセンターで食べるものといえば海鮮丼です。いくつもお店があるので、インスピレーションで入店をして写真の丼を注文。マグロが美味い!しらすも美味い!鮮度が良いからか特にしらすは抜群の味でした。

まぐろチーズは水産庁長官賞を受賞

そして、お土産は焼津さかなセンターのいたるところで売られていた、石原水産のまぐろチーズとチーズかつおです。甘口に煮込んだまぐろとかつおにチーズを合わせたおつまみで、日本酒にもビールにも合う逸品でした。

焼津さかなセンターでひとしきり食べて買い物をした後は、焼津港を散策して終了しました。さらば焼津、楽しかった!

メタバースでのプロモーションの強み

バーチャルマーケットでの企業、団体の出展はどれほどの効果があるのかと疑問に思っていました。全体の定量的な効果は分かりませんが、少なくとも私には効果は抜群だったようです。

そして「バーチャルマーケット2022 Summer」に続き、12月に開催された「バーチャルマーケット2022 Winter」でも、焼津市ふるさと納税課は出展をしていました。きっと確かな成果があったのでしょう。

マーケティングの観点では、メタバースのセグメンテーションはまだ必ずしも大きくありません。しかし、メタバースでのプロモーションは、臨場感でwebサイトに勝り、自由さで現実の展示に勝ります。

メタバースのさらなる普及とともに、このようなプロモーションがもっと一般的になることを期待しています。現実の色々な魅力がバーチャルを介して届けられる、そんな未来がやってくるのが楽しみです。

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