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「D X P 」展関連企画|被災地のことばをかたちに #2 〜3/30(土)・3/31(日)21世紀美術館にて、能登・七尾 一本杉通り復興マルシェに贈るスツールをみんなでつくります

金沢21世紀美術館とVUILDは、令和6年能登半島地震をうけ中止となった「DXP」の関連企画として、「被災地のことばをかたちに#2」を開催いたします。

2024年2月23日(金祝)~24日(土)の2日間に渡り開催した#1では、被災された方々の課題やニーズに焦点を当て、美術館のプロジェクト工房に移設したShopBot(木を切削する機械)を活用し、参加者と共にアイデアを具体化していきました。

2024年3月30日(土)〜3月31日(日)に開催する#2では、「被災地のことばをかたちに」の続編として、能登・七尾の建築家 岡田翔太郎さん、21世紀美術館、そして地元の大学生有志と共に「みんなで七尾 一本杉通り復興マルシェにスツールを贈る企画」を実施します。

これまでの取り組み VUILD×21美「被災地のことばをかたちに #1」

2月の開催では「困りごとを解決する家具や道具をかたちにするお手伝いをします。」と呼びかけ来場者を募り、大きな地図と付箋を用意して、来てくださった方の困りごとや現状を可視化していきました。

約200名の方にお立ち寄りいただき、輪島や穴水、七尾などで実際に被災された方々や、ボランティアや災害復興関係で石川に来ている方にもお話しを伺うことができました。県外からの観光客も多く、「ボランティアに行きたいが制限がありいけないので、金沢の観光客が減少していることを知り応援のために観光しに来た」などという方も多数いらっしゃいました。

金沢21世紀美術館プロジェクト工房の様子

2日間の開催を通して多く聞こえてきたのは、再建を考えるのは「これから」という声。2月の開催時には、多くの地域でインフラの復旧の見通しが経っておらず、多くの方々が、みなし仮設住宅への引っ越しや仮設住宅への申込を終えたばかりだったからです。そのため、すぐになにかShopBotでつくってほしいという声は少なく、また、「うちはまだ酷くないほう」と遠慮を感じる声もありました。

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▼金沢経済新聞にて紹介していただきました

そんななか、能登・七尾から来てくださった建築家の岡田翔太郎さんに、一本杉通りで開催される復興マルシェをご紹介いただきました。今後、毎月開催していくことは決まってはいるものの、什器が足りていないことや、テーブルや椅子などがあると助かるのでつくってもらうことができないか、と相談を受けました。そしてわたしたちは、金沢(加賀方面)や遠方にいても能登に関わりの持てる支援の方法がないかと、岡田さんや21世紀美術館キュレーターの本橋さんとともに議論をはじめました。

能登・七尾 一本杉通り 復興マルシェの様子(写真:kouta yamada)
能登・七尾 一本杉通り 復興マルシェの様子(写真:kouta yamada)

つくることが支援につながるー スツールづくりワークショップ

発災直後から能登への移動制限やボランティアの制限が始まり、支援したくてもできない状況や現地ではボランティアが足りていないという矛盾が生じています。同時に、関東では能登地震のニュースを見る機会が少なくなってきているのも事実です。

今回は、支援のきっかけとして、金沢21世紀美術館のプロジェクト工房にてスツールづくりのワークショップを行い、金沢でつくった什器を七尾の一本杉通り復興マルシェに届ける企画を行います。

このワークショップに参加し、共にスツールをつくること自体が支援となり、能登に想いを寄せるきっかけとなります。申込は不要です。ぜひお気軽に遊びにいらしてください。

わたしたちVUILDは、「デザインで支援する」や、「材料を提供することで支援する」など、離れている場所からでも支援につながるきっかけづくりも視野に、今後も能登半島地震の復興に取り組んでまいります。

写真:Hayato Kurobe
写真:Hayato Kurobe
写真:Hayato Kurobe

開催概要

日時:3月30日(土)~31日(日)10:00~17:00
場所:21世紀美術館
参加費:無料
申込:不要
参加条件:
小学生以下の方は保護者様と一緒にご参加ください
汚れても良い格好でご参加ください

主催 金沢21世紀美術館 [公益財団法人金沢芸術創造財団]、VUILD株式会社
共催 コクヨ株式会社、木の文化都市・金沢(金沢市都市計画課)
協力 一本杉通り振興会・オスモ&エーデル株式会社
お問い合わせ 金沢21世紀美術館 学芸課 076-220-2801
event.g.kanazawa21[a]gmail.com
※[a]を@に変更してお送りください。

この取り組みでは、「DXP」会期中に予定していたワークショップのために保管していた金沢産の杉集成材とスツール脚を活用します。(地震の影響により中止)スツールの天板に使用するのは金沢産の杉集成材。金沢市都市計画課にご協力いただき調達を行い、スツールに使用する脚は、コクヨ株式会社さんにご提供いただきました。
▼過去に開催したWS「オープンまるびぃ」(2023年11月3日開催)

VUILD株式会社について
VUILDはテクノロジーの力で誰もが作り手になれる世界の実現を目指す建築系スタートアップです。
設計集団としての専門知識をバックグラウンドに最新のデジタル技術を取り入れ、誰でもみんなが”つくれる人”となり「いきる」と「つくる」がめぐる、そんなひとたちに溢れる社会を実現します。様々なアプローチで誰もがアイデアをカタチにできる仕組みを社会へ実装し、そのサポートを行なっています。

商号|VUILD株式会社 (ヴィルド カブシキガイシャ) 
代表者|代表取締役CEO 秋吉浩気
創業|2017年11月21日
本社|神奈川県川崎市川崎区日進町3-4 unico1F-A
工場|〒243-0806 神奈川県厚木市下依知1丁目7-24
メンバー|正社員:27名 業務委託:約25名
WEBサイト|https://vuild.co.jp/


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