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記事一覧

【詩】詩篇2023

 2023年に書いた詩群。  音楽ジャンルで言えばグラインドコアか? 「入会」 「公園」 …

Y.N.
2日前
10

【詩】詩篇2022

 2022年に書いた詩群。  「子らしき音」  「出発」  「月」  「口裏」  「残響炎」…

Y.N.
1か月前
7

【詩】鉢

  鉢 金魚を監禁していることが 人生の楽しみのすべてのような 顔を晒して路上を歩く 通り…

Y.N.
6か月前
5

【詩】塩夏

  塩を揉み込んだ夏の日差しが   勃起しながら遍在するのを   黙って見過ごそう 干から…

Y.N.
6か月前
1

【詩】廃屋

  廃屋 盛大に発表されていく廃屋の数を水増しするための年月が まるで歴史的な日々のよう…

Y.N.
6か月前

【詩】日向

  日向 灰色のカーテンの向こう側には窓などないと誰もが薄々気づいている密室で 通気口が …

Y.N.
6か月前

【詩】気候

  気候 よしんば人々を粉々にしていたからといって 俺が善良であることに変わりはない わ行をうつむきながら復唱している釣り人から せしめとった金で買ったゴム底の郵便船を 画鋲で穴だらけにしてから水に浮かべて客を呼んだからといって 少しも傷つかないことの最たるものこそが この俺の善良さ 砂を弾いていく蜘蛛の踏みにじってきたむき出しのアスファルトを 思いながら踏みにじっていく俺の靴底の蜘蛛たちが 殺されながら感謝しているほどの良さ 「久々に、思い出してしまいましたよ  良い人々

【詩】死ね

 1 汗水たらして働いたかいがあって立派な棺桶を買えたらしく 隣人が 良い気分で死んでいる …

Y.N.
6か月前
1

【詩】発作権

  発作権 頻繁であることを誇っている発作者を 指でつつきつくしてやる 時代に遅れること…

Y.N.
6か月前

【詩】破水

  破水 知らない乞食が垂らした洟を すくいあげまいと拒んでみろよ 少女の群れが巣に戻れず…

Y.N.
6か月前
1

【詩】牛

  牛  おう 放火魔が漏らした小便 破水に似ている 液漏れした乾電池に降り注げば どこ…

Y.N.
6か月前
2

【小説】暗黒(通勤途中に渋滞に巻き込まれた話)

 小説投稿サイト『破滅派』に短編小説を投稿しました。  同サイト内で開催されている公募の…

Y.N.
8か月前
3

【短編集】殺虫小説集

 小説投稿サイト『破滅派』に継続的に投稿している短編小説群を、同サイト内で短編集としてま…

Y.N.
8か月前
8

【小説】鍵の束

 小説投稿サイト『破滅派』に掌編小説を投稿しました。  https://hametuha.com/novel/86386/ 題名:「鍵の束」あらすじ  ゴミ捨て場で、犬の死骸を発見した主人公「俺」。イライラしていた「俺」は、つい、死骸を殴りつけてしまう。だがその直後、「俺」は、犬がまだ生きていたことに気づく。 執筆年 2023 冒頭  誰よりも善良で繊細な俺が、ある日、ゴミ箱を漁っていると、恥知らずにも、犬の死骸が転がり出てきて、自分の存在を俺に誇示した。俺の作業