【No.1048】キャッシュフローゲームをやってみた。

ゲームっていいですよね。

キャッシュフローゲームに初めてチャレンジしました。『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキさんの考える金融教育の基本を学べるボードゲームです。

ゲームを通して学べるのは「自分の資産を増やすための考え方」や「収入を増やすための投資の重要性」など、金融の基本的な知識や考え方です。

ゲームの参加者が目指す1個目の目標は、「ラットレース」を抜け出すことです。

「ラットレース」とは、会社からの給料が増えても、自分の使うお金も増えてしまうため、支払いに追われつづける様子を表します。端的にいえば、一般的な会社員の状態のことです。

ゲームでは、現実世界よりもお金が貯まりやすく、お金を増やすチャンス(株や不動産の購入情報)もたくさんあるにも関わらず、

ラットレースを抜け出すのは、まじ大変。

一緒にプレイした人は、何回かゲームしたことあるけど、はじめてラットレースを抜けられた!と喜んでいました。

逆に、初めてプレイした小3の女の子は、「お金は大事だよね!貯めときたい」と言いながら、お金についての先入観がないんでしょうね。プレイヤーのなかで最速でラットレースを抜けていったことは印象的でした。

ゲームのコツとしては、お金を貯めて、不動産や会社などを買うことなので

ゲームのルールがわかってくると「なんかやらないと始まらない!」と、有り金全部を賭けていくことができます。ゲームなので、現実世界でお金も減らないし、死なないですしね。

最速の女の子で、1時間。一番遅かった人で、3時間。すごい差ですね。それだけラットレースから抜けるのは大変です。

さて、現実では…?

ゲームほど、お金も貯まらないし、株や不動産の購入チャンスも見える人にしか見えない。

だから、無駄づかいをしない訓練と、チャンスも探せる訓練をできた人がやっと、スタートラインにつけるという。でも、スタートラインについてと、大変なラットレースは続いている…。

就活時代は「不労所得で生活したい」という目標をよく聞きました。最近では「FIRE」というのかな。

その夢自体は良しとして、「不労所得で生活する」とは何を指していて、FIREするために、何をしていかなきゃいけないのか、実はあんまりよく分かっていません。ラットレースを続けていたらどれだけ大変なことかも。

それを超シンプルな形にして学ぶことができるのが、今回のキャッシュフローゲームでした。

だれかがYou Tubeで

「『金持ち父さん貧乏父さん』と言うやつは、だいたい詐欺師」と揶揄していましたので、ここまで書いてきておいて、全員に勧められるわけじゃないのですが(笑) 

もしFIREに近い目標を持っているなら、1回やってみると良さそうです。

ちなみに、ローカルルールかもですが、プレイ開始前に「30万ドルの夢」を聞かれました。30万ドルというと、現代の円安を無視してざっくりと、3000万円くらいでしょうか。

「3000万円たまったら何したいか」の夢を、ラットレースを抜けたあとの、もう1つのゴールとして聞かれたのですが、僕はそもそも思い浮かびませんでしたね笑

そんなんじゃ、夢を叶えることも、夢を叶えるためのお金も手に入るわけありませんね。夢もなけりゃ、うまくゲームもできないんだから。

いっぱい学べる機会でした。

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