【No.1310】なんとなくって言うな!

学習塾で授業をしている時、生徒になんで?とよく聞きます。

学校のテストは結局、再現できるかが問われていて、習ったことをテストで再現できれば点数になるし、再現できなければバツになります。

だから、なんでその答えだと思ったのか、特に国語を教えているときは、必ず聞きます。明確な理由がないならば、正答できたとしても、それは運が良かっただけで、次また正答できるかは分かりません。

でも、授業中に、なんで?と聞くと多くの生徒が「なんとなく」と答えます。

明確な理由を持っていないから、テストの点数にムラができ、運がよければ合格できるかもなどといった言葉になり、テスト本番に撃沈することになります。

「勝つべくして勝つ」ためには、明確な理由・根拠に基づく再現が必須です。

仕事上でメールを書くときもそうですよね。

営業でお客さんにメールを書くのは、仕事を取りたいから書くわけです。友人との会話のように目的もなく遊びで書いているわけではありません。

じゃあ「なんとなく」ではなく、明確な意図をもって文面を作りたいですね。

仕事を発注してもらうというゴールに向けて、どんな情報を、どんなタイミングで、どういう言葉で伝えると、ゴールに近づけるか。

ゴールに向けて、適切な言葉で、適切な内容を伝えるために、何をどう質問するか。

算数や数学で高得点を出すに「検算」という工程があります。計算をしたあとで、間違いがないかどうか確かめるため、もう一度計算してみることです。

メールや資料も書き上げたら、送信前に「検算」するとよさそうです。
1文1文、「なんとなく」ではなく「ゴールに近づくための内容」になっているか。

そういう訓練を繰り返すことで、無意識にもそういうメールや資料がかけるようになり、ひいては、アドリブが求められる会話でもそういう発言ができるようになるのでしょう。

「書けないことは話せない」

愛読しているメルマガ『平成進化論』の鮒谷さんの言葉です。

以上、営業やコミュニケーションにおいて

・ゴールを思い描く
・なんとなくではなく、ゴールに近づくために発言する
・なぜそう発言したのか根拠を語れる内容にする
・無意識に実行できるようになるまで常に鍛え続ける

ことを意識し、

再現性高く、高い成果を、出し"続ける"ために、
毎日精進していきたいものですね!

ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、人生と仕事を楽しんでいきましょう!

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