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ヘルプシーキングとフリーライドの違いを考える

こちらの本を読んで、ヘルプシーキングについて考えています。

ここで、気になっているのが、
助けを求めることと、自分が楽をするためにいいように人を使うことの線引きはどこにあるんだろう?ということです。

というのは、身近にチーム員にあれやこれやと平気で何かを依頼してくる人がいるのです。
大変な時に人を頼ること自体は全く問題がないのですが、ビジネススキルとしてのヘルプシーキングとは何か違う気がしてなりません。
直感的には仕事の押し付け、つまりフリーライド的な印象です。
この二つの線引きはどこにあるのかが気になってきした。
フリーライドにならず、正しくヘルプシーキングを活用するためには何に気をつけたら良いのか、考えてみました。

助けは適切な相手に求める

頼みやすい人と頼みにくい人がいるのは事実です。
ただし、だからといって、何でもかんでも頼みやすい人に頼むとそれはいいように使っていることと近くなってしまいます。
いわゆるパシリってやつですね。
頼まれた側にも納得感を持ってもらえるように、助けを求めるならば適切な相手に頼むことが大切だと思います。

オフィシャルに依頼する

個人的なお願いとして頼むよりも、オフィシャルに頼むことで、業務上必要な依頼であることをはっきりします。
メールで依頼するならチーム員やリーダーをCCに追加するとか、ミーティングの場で依頼するといった方法です。
これによって、頼まれた方も、自分が負担を請け負っていることを明示できます。
水面下で業務移管が行われて、そのこと自体、表に出ないのでは、押しつけられた感が強くなってしまいます。
リーダーにとっても、業務負担の偏りは担当割りといったチーム運営の上でも、業績評価の上でも知っておくべき課題です。

頼む人、頼まれる人が固定化するなら運営の見直しを行う

原因が個人の問題なのか、そもそもの業務配分の問題なのか検討の余地があります。
前述のように、オフィシャルに依頼がされていれば、偏りがある事実は明らかになっているはずです。
助ける時もあれば、助けられることもある。
人を一方的に頼ることに罪悪感を伴うのはある意味仕方のないことと考えると、頼みやすい状況がそこにあることの効果は大きいと思います。

いかがでしたでしょうか。
こうやって挙げていくと、自分でもやってしまいかねないこともあることに気付きます。
これを踏まえて、もう一度読んでみようかなと思います。

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