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パンを焼くギャル。禅マスターになりたい。

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マガジン

  • 【16週6日の妊娠期間の記録】

    悲しいけれど、これでよかったと思うための記録だよん

最近の記事

生みの苦しみ

趣味は公言したら義務 いよいよ私も仕事の負担感が増すピークを迎え、いよいよ寝るだけの休日が復活。 時間がなくて、この頃はあまりパン作りができなかった。 できる日は欲張って2つ作ったり、誰かと会う時に持っていく用に多めに作ったり。いざやろうと思っても、レシピが決まらず時間切れで断念することも。 よくある、やりたいことのハードルを自分で上げる現象。 今後は本当に好きなことは趣味って言わないでカフェ巡りとかってことにしておこう。 喫粥了 仕事を一生懸命にやりすぎると自分が何か

    • 夜のさんぽ

      アプリで英語学習してたらなんか勝手に涙が出てきて、こりゃ気分変えなアカンって思って家を飛び出した。 本当は家出みたいな気持ちで、心配させてやろうと思ったんだけど、日も暮れかかっていたし、先週から情緒不安定な私をわかってくれていたのか、夫が付いてきてくれた。 いつもの平坦散歩コースじゃなく、裏山の散策ルートを上がっていった。私がスタスタ歩くのを黙って夫は後ろから付いてきた。 なんかいつもと違うことして刺激を入れないと済まない気でいた。前にも歩いたことのある道だったが、嗚咽

      • 虫ちゃんごめん

        寒いけど春だよね 社会的に春 月見バーガーで夏の終わりを感じる人と一緒、バカにできません 社会人生活も長くなってきたからか、色んなことがあった1年だったからか、 こういうとき単一の理由はなくてたいてい複合的な相互作用の結果なのだけど 辛いこと悲しいこと苦しいことへの最大耐久値が格段に上がった と自転車でヒルクライムしながら思った。 でもだからといってすごいタイムが良くなったどころか、倍の時間かかっているわけだが 心的にも体的にも今がちょうどよいと思えている 久々に旧友

        • 自分のために書く

          誰かにわかってもらうための言葉は苦手だ。 必要性は十分わかっているが、どうも自分の心の整理整頓としての言葉をまず、考えてしまう。 小学校高学年の頃、友達が0になった。 理由は少し後に自分でもわかるくらいに、明白だった。 恐ろしいくらい私はしつこくて、言葉を額面通りに受け取りがちで、融通が効かなくて、他人の気持ちがわからなかった。 何なら怒りに任せて暴力を働いていたこともあった。 たしか喧嘩して友達に平手を喰らわしたと思う。 学級委員が私に言い放った「暴力はいけないよ!」

        生みの苦しみ

        マガジン

        • 【16週6日の妊娠期間の記録】
          8本

        記事

          なにかに背中を押されている

          赤ちゃんを死産してから4か月。 子宮筋腫の手術をして2か月が経った。 体調は悪くない。体力は落ちているが、1日活動できるくらいにはなってきた。 動きまわると内側からチクチク痛むときもあるが、内臓全開からの回復と思うとすごい。 この間いろいろな人に会ったり、再会して話を聞いたり、メッセージをもらったりした。 読書や日記、パン作りなどを始めて、自分の時間を意識するようになった。 以前より細かいことを気にしなくなったおかげで大分生きやすい。 チクチクした言葉にもやもや引っかか

          なにかに背中を押されている

          空ありすぎ

          書けと言われんばかりに色んなことが起こる 原付バイクで物損事故を起こした。 停車中の車両に発進時アクセルを回しすぎた自分が激突して転び、車を凹ませてしまった。 しかも久々に乗った原付には自賠責の証書がなく、期限が切れていたので私は免停。加えて50万円以下の罰金か1年の懲役。自賠責がないので任意保険の補償もなく相手の修理代は全額弁償。 こればかりは自分が悪い。刑事罰だけど社会よ再包摂してくれ! だったところを修理を頼んだバイク屋が証書を入れ忘れていたことがわかり、あやうく

          空ありすぎ

          一生立ち直らない

          以前、気持ちの浮き沈みについて、『沈んでいるときは書かない』と書いたけれど、沈んでいるときこそ書いたほうが気持ちの整理にもなるしいいんじゃないかと思えてきたので、絶賛潜水中のいまの気持ちを書くよ。 カメムシくらいで騒いでごめん 退院後、自宅安静を守っているので、たまの買い物以外に出かけていない。 前回の病休期間中、自宅安静を守らなかったことを後悔しているからだ。 自分で言われたことの意味が分からなくても、どんな言葉にも意味がある。 大丈夫と思っていても、特に体についてのこ

          一生立ち直らない

          いつかこの日を思い出してきっと頭を抱えてしまう

          いつかこの日を思い出してきっと頭を抱えてしまう

          安静を 守りせずいた 家事労働  今日からやるので 昼はUber

          安静を 守りせずいた 家事労働  今日からやるので 昼はUber

          行かなかった旅行、ほっぺの真ん中のニキビ

          流産についての記事をマガジンにまとめ、更新に一区切りをつけた。 noteの文章は、日記とは別に書き下ろしていた。 1日分だけ、いろんな人に読んでもらおうと思いながら書いていた日記がある。(中略やフェイクがあります) 巨大子宮筋腫と絨毛膜羊膜炎で後期流産をし、赤ちゃんを火葬した日の日記 2023年7月某日 先週の火曜日にお腹の中の赤ちゃんの心臓が止まっていることがわかり、水曜日に入院をして木曜日の深夜に破水、金曜日の朝に出産、土曜日に退院し、日曜日の今日、火葬を終えた。

          行かなかった旅行、ほっぺの真ん中のニキビ

          痛み止め 定時に含み 朝を待つ 退院後待つは 夫の帰る夜

          痛み止め 定時に含み 朝を待つ 退院後待つは 夫の帰る夜

          生きててよかった

          どう死ぬのではなくどう生きるか。 毎日これを考え続けた修業のような1週間だった。 私は、子宮筋腫を摘出するために、開腹手術を行うことになり、入院した。 流産の原因になったかもしれない大きな子宮筋腫だ。 全身麻酔で意識を失くしてお腹を切って筋腫をくりぬいて内臓を縫い合わせ、さらに表面の縫い合わせた傷口をシールで止めてあって、 元気にシャワー浴びたりミルクレープが食べれるの冷静にすごくないですか? 科学技術万歳!!!!! 医療システムこそ人類の進化の象徴!!!!! I lo

          生きててよかった

          不生の仏心【16週6日後期流産⑥】

          赤ちゃんの"壮行会" 私の場合は分娩後に病院で遺体の保管ができず、私の退院が翌日で火葬が2日後、さらに真夏だったので、大量のドライアイスを購入した。 しかしこの方法はあまりおすすめできない。 夫と赤ちゃんの遺体が先に帰宅し、棺ごと発泡スチロールのなかで赤ちゃんは眠っていた。 布団で眠っていた夫は息苦しさで目が覚めた。 ドライアイスの量が多すぎたのと、エアコンをして窓を閉め切っていたため部屋が気密され、恐怖のセルフドライアイス殺人になりかけていたのだ。 ちょうど最近、故人

          不生の仏心【16週6日後期流産⑥】

          "ない"がある【16週6日後期流産⑤】

          深夜の緊急破水は思ったより大事ではなかったようだ。 むしろ向かいの分娩室からものすごい息み(というか雄叫びという感じ、雌なのに)が響き渡っていて、「出産て大変なんだなあ」とまさに他人事だった。 分娩室は窓がなかったが、集まり始めたので朝になったのだろうとわかった。 分娩台で起床した私はそのまま分娩台で朝ごはんを食べた。 朝ごはんのお魚が神々しく美味しくて、この後も頑張ろうと思えた。 この間、分娩台でいろんな善意にふれた。 私が産後赤ちゃんをどうしようと言っていると、病棟

          "ない"がある【16週6日後期流産⑤】

          無情の説法【16週6日後期流産④】

          人生二度目の入院支度をした。 前回も準備はしたし、それでもまだ現実を受け入れられない。 流産の実感どうこうよりも、入院して点滴するまでは、とにかくお腹が痛くて何も考えられなかった。 病院に到着するなり、ヨボヨボ歩くのを見かねて車いすに乗せられたくらいだ。 そして娩出のための処置が始まった。 ラミナリアという海藻の一種?を子宮口に複数本いれて広げるというものだ。 点滴で腹痛が和らいだのもつかの間で、この処置の痛みから、私の赤ちゃんは死んでしまったのだと実感させられ

          無情の説法【16週6日後期流産④】

          赤ちゃんがくれたお休み期間【16週6日後期流産③】

          流産を回避し、カロナールですっかり体調の良くなった私は、1か月の療養期間を、妊娠・出産前に労働から解放される貴重な人生の夏休み期間として、享受することにした。 この間、友達に会ったり、日帰り旅行に行ったりして、仕事のことを考えるのはやめた。 この時点で、いままでの人生、仕事に重点を置きすぎていたと気づいていた。 仕事に戻っても、今まで通りではなく、自分のために仕事を頑張ろうと思った。 1ヶ月のブランクはとても大きく感じた。赤ちゃんがくれたお休み期間がそれ以上、長くなる

          赤ちゃんがくれたお休み期間【16週6日後期流産③】