観るまでシネマ撰 時間特異点の魔女おばさん

"細田守監督版 時をかける少女"における魔女おばさんこと芳山和子に関する私的な考察動画。

動画内では触れなかった更なる推論。

魔女おばさん-芳山和子-が常駐する研究室-スタッフエリア-と通常の時空間-一般公開エリア-を分つかのように存在するのが、いわゆる関係者以外立入禁止を示すロープ。
ロープのある場所こそがいわゆるゲートであり、彼女自身が自らの意思でそれを外すことによって、ふたつの異空間は繋がり、往来が出来るようになる。

真琴が存在する時間線に実在する魔女おばさん-芳山和子-と、真琴が博物館で出会っている魔女おばさんは別人。その正体は、未来から来た真琴本人である。無論、その目的は高校生の真琴に、千秋との約束を確実に履行させるため。そして、それを見届けた魔女おばさん-未来の真琴-は、自身の時間線上の未来へ帰るのだった。あの絵を間違いなく千秋の待つ未来へ届けるため。同時に彼女を待つ千秋のいる未来へと走り続けるために。
そして勿論、本来の魔女おばさん-芳山和子-が存在する時間線は、深町がいる未来へ繋がっていることは云うまでもない…。

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(C) 「時をかける少女」製作委員会 2006.

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