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ウェブサイトへの集客方法

今週もウェブ解析士のnoteをご覧いただきありがとうございます。
さて、ウェブサイトって結構作って満足してしまう節ありますよね。でも、ウェブサイトは人に見てもらって初めて効果を発揮するものです。今回は、より多くの人に見てもらうために、どうしたらいいのかを考えてみようと思います。


デフォルトチャネル

いきなり、ウェブサイトへの集客方法なんて言われも難しいので、GA4のデフォルトチャネルグループを参考に検討していきましょうか。
デフォルトチャネルとは、GA4で最初から設定されている流入経路のことですね。GA4では以下のようなデフォルトチャネルが用意されています。

https://support.google.com/analytics/answer/9756891?hl=ja

オーガニック検索

最初に検討したいのは、オーガニック検索です。オーソドックスな流入経路の一つですね。検索エンジンで、何かしら検索してウェブサイトに来てくれるやつです。
一般的にSEOと呼ばれる施策を打つところですよね。関連キーワードや、ロングテールワードと呼ばれる複数語句での検索に対して何かしらの対策を行っていくものです。
結構盲点なのが「指名検索」です。指名検索とはその名の通り名指しで検索をかけてくれるわけです。競合の多い関連キーワードで検索上位を狙うよりは難易度が低いですし、そもそも名指しで検索しているのでCVの可能性が高いです。
では、どうやって指名検索を増やすのかというと、認知をとることです。認知をとるにはどうするかというと、これからご紹介するSNSやペイドメディアを使うのも有効的です。オンラインにとどまらず、オフラインでも露出を増やすことで指名検索を増やすことができるでしょう。

ソーシャル系

次に手をつけやすいのが、ソーシャルだと思います。ソーシャルとはX(Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNS経由での流入になります。

オーガニックソーシャル

オーガニックソーシャルは露出のためにお金をかけていない流入ですね。日頃の投稿や、プロフィールに貼ったURLなどからの流入が想定されます。不特定多数の人の目に触れて、認知をとるにも優れているのがSNSです。
予算の都合上、広告費用をかけられないなどの場合は、SNSアカウントの運用がウェブサイトへの流入を増やす上で大いに役立つと思います。

有料ソーシャル

ソーシャルメディア上で広告を使い、そこから流入すると有料(Paid)ソーシャルに分類されます。
SNSを運用する上で、キャンペーンを打って露出を増やすのも一つの手段です。Meta社が運営するSNSでは細かいターゲティングができるので、よりCVの可能性が高いユーザーにリーチすることができるので、とても効果的です。また、フォローキャンペーンなどで、フォロワーを増やすことができれば、将来的にオーガニックソーシャルからの流入を増やすことができるかもしれませんね。

Paid系

上述した有料ソーシャルもそうですが、Paid Mediaを利用した場合は有料〇〇というチャネルに分類されます。
リスティング広告なら有料検索(Paid Search)、ディスプレイ広告ならディスプレイ(Display)、動画広告なら有料動画(Paid Video)に分類されます。
瞬間的にウェブサイトに流入を生むので、短期で流入数を増やしたい時に効果的です。また、LPなどSEO対策がしづらい構造のウェブサイトにも効果的だと思いますよ。

リファラー

他のウェブサイトやアプリから広告以外で流入した場合は参照(referrer)という分類になります。
外部リンクの獲得はSEO対策にもなりますよね。他のサイトで紹介してもらったりするとこのreferrerでの流入が増えます。あとは、例えばPRTimesやPressWalkerといったプレスリリースサイトでリンク付きの記事を公開するなどもreferrerが増える要因になるかもしれませんね。

ノーリファラー

リファラーに対して、参照元が分からないものはノーリファラーに分類されます。例えば、ブックマークされているURLからの流入や、直接URLを叩き込んでサイトにアクセスする場合などですね。「参照元/メディア」をディメンションにとったときに「(direct)/(none)」と表記されるやつです。
ここが多いと、どこから流入しているのか分からなくなってしまうので、ノーリファラーになりそうな施策を行う場合は、パラメータを仕込んで参照元がわかるようにしておく工夫が必要です。
ノーリファラーになりそうな施策というのは、チラシやカタログなどにQRコードを載せるなどですね。
パラメータは、下記のサイトを利用すると簡単にパラメータ入りのURLを作ることができますよ。

何も対策をしていないと、ノーリファラーが一番流入が多くなってしまって、効果検証も仮説立案も難しくなるのでしっかりと対策した上で流入を増やすことを考えた方が良いですね。

まとめ

以上、デフォルトチャネルグループをもとにしたウェブサイトへの集客手法をご紹介しました。オーガニック検索やソーシャル経由での流入が主なチャネルですが、指名検索やオーガニックソーシャルを増やすには認知を広めることが重要です。ペイドメディアの活用も短期的に集客を行う際に有効です。リファラーとノーリファラーについても触れました。ノーリファラーになりそうな施策ではパラメータを仕込んで参照元を把握しましょう。効果検証や仮説立案が難しくならないよう、流入増加の対策を行いましょう。ご紹介した内容以外にもメルマガを利用したメールからの流入や、YouTubeなどの動画サイトを経由した流入などの方法も考えられますね。
予算をかけなくても、オーガニックやリファラーを活用すればウェブサイトへの集客を行うことができますので、いろいろな方法を検討してみてください。

あとがき

今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「中の人」は集客に困った際は、GAでどんなチャネルからどれだけ流入があるかを確認するようにします。Paidを利用していて、流入数が頭打ちなのであれば、増やす余地があるところはどこだろうかと思案しながら数字と睨めっこをします。
まぁ、そんな風に「ウェブサイト集客」のヒントを得るために、デフォルトチャネルグループを理解しておくのも良いかと思い、今回の記事を書きました。少しでもお役に立てればいいなと思います。
それではまた来週お会いしましょう。

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