2015年ごろに作った歌でで、当時通っていた南森町の歌酒場でほろ酔いで歌っておりました。
私は子供の頃からファンタジー小説やプログレロックを聞いていたからか、あるいは20代以降コンピューターゲーム、特に海外のロールプレイングゲーム（ウィザードリやらウルティマやらD&D系やら）が好きだった影響か、吟遊詩人というキャラクターが大好きです。英語ではBardで、ゲームにもよく登場しますね。
この歌のバードは吟遊詩人を意味しますが、鳥も少しかけてあります。

樹齢のそよぎ　狼の
川のせせらぎ　こうもりの
空のざわめき 海鳥の
地平の彼方　群像の
夢人たちの朝
浅い眠りの果て
届かぬ想いたくし上げる朝

君のそばにはぼくがいて
ぼくのそばには水がある
水の行方を目で追えば
果てない空へと続いてる
聞こえてくる歌
恵みの雨の歌
冷たい雨に凍えてる鳥

ああ鳥よ
傷ついた翼揺らし
さすっては眠る
寄り添って眠る
赤い血を雨で流して
空を見上げる

眼下に流れる獣たち
競い合うように急ぎゆく
風切り歌に身を任せ
競い合うように急ぎゆく
夢人たちの歌
吟遊の旅の歌
祈りの歌が染みわたる空

それではまた！