ヨガを教える仕事の一番大変なことは「自分の心と体を整えてレッスンに臨むこと」だと思う。ヨガを教えて１０年になるがいまだにそこで苦労するのだ。

ここんところ嫌なことがあった。（しかもヨガ周辺の人間関係で！なんじゃそれ？？）疲れて気持ちが落ちてホントに久々に真性鬱に陥りそうなくらいに落ちた。

すべては私の誤認識、分かり合えるはずと思い込むのも私の誤認識、、と自分に言い聞かせつつ、何しろ疲れた。

それでもヨガスタジオのシフトに入っているから休むわけにはいかない。生徒さんが待ってくれている。重い心と体を引きずって何とかレッスンに行かねば。

車を市営立体駐車場に停めていたらSpotifyのプレイリストからマドンナのGHOSTTOWNが流れてきたのだ。

2015年にリリースされた時、私はこの歌を聞いた途端にまだ傷も生々しかった東日本大震災と福島原発事故のイメージを思い浮かべたものだ。

たぶんすべてToo muchだったんだ
人間にはすべて手に余ることだったんだ
すべてが崩壊しようとしている
遅かれ早かれ

この暗い日々を乗り越えるのに
私が頼れるのはあなただけ
みんな逃げてしまったけれど
ここに留まろう、ここで持ち堪えよう

今夜あなたは怯えてる
あなたの側から離れないよ

すべてが崩壊してしまって
光が消えてしまったら私があなたの火になろう
周りに誰も居なくなってしまっても
二人だけでこのGhosttownに居よう

世界が寒くなったら
私があなたを覆ってあげる
二人抱き合っていよう
どうやってここまで来てしまったんだろう
みんな自分のことばかり考えて
すべてが地獄と化してしまった

世界が塵と化してしまって
もう愛しか残っていない
ここから始めよう
新しい歌を歌ってそこから築き始めよう

決してひとりではないから大丈夫
この狂った狂った世界で
光を見失っても
私たちは金のように光り輝こう

思わず駐車場の車の中で目を閉じてフルコーラス聴いた。
そうだ。世界中がパンデミックで危機的な状態にある時に頼れるものは人間同士のつながりしかない。愛しかない。

こんな状態の時にちっちぇえ事で落ちてる場合じゃないやん。
本当のヨガが必要とされている。
ヨガ美魔女たちの内ゲバなんかに取り合ってる場合ぢゃない。
歌ってるマドンナもかなりの美魔女。笑。

そう思ったら途端に心と体が整った。