もう10年以上前の話。

JR難波駅の連絡口を歩いていた時のこと。

足早に横を通りかかった男性が持っていた紙袋がパッと目に飛び込んできて、その中身が、妙に気になって、無性に覗き込みたくなった。

クリスマス前の季節だったし、
この人も、大切な人へのプレゼント買ったのかな？なんて楽しい気分になって。

紙袋の中身を見ようと思ったら、自然と私も早足になり、気づいたら、相手の人がビックリしそうな程、ググッと近づいていってた。
まるで磁石のように。

なんだろう？妙にこの人に引き寄せられるな？
と不思議になり、何気に顔を見上げてみたら、
何と数年前に遠距離になって別れた元カレだった！

えー！？
東京に住んでいるのに、なんでこんなところに！？
里帰りでもしてたのか？

しかも私がJR難波駅のその連絡口を歩いたのは、人生でたった2回で、その日がその内の1回だ。

あまり多く人が歩かないような駅の片隅で、人もまばら。
こんなマイナーな場所で再会するなんて。。ビックリしすぎた！

当時の彼（今の旦那）と一緒にいたし、ビックリしすぎて声も出ず話しかけずに終わった。

偶然といえば偶然だけど。。


妙に紙袋の中身が気になって、妙に楽しい気分になって、自分の意志で歩いてるんじゃないくらいググッと引き寄せられた。

足早な人が自分の横を通り過ぎる一瞬のうちに起こった出来事。
本当に磁石のように引き寄せられたあの感じは、一体何だったんだろうか！？

そこから電車に乗って移動中、前の座席の人が読んでた新聞から、その日は、月が地球とその年一番近づく日だったと知る。

あの説明し難い、引力のようなものはそれだ！と、むちゃくちゃ腑に落ちた。

人と人の間にも引力があって、星の配置の影響でその引力は左右されるのかもしれない。

惑星や星の影響を人間も受けてるのかも？と身を持って感じた最初の出来事。