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読まない私が、読んだ本。

私は、普段からあまり本を読まない。

本が嫌いなわけでもないし、むしろ言葉に触れるのは好きな方だ。

文章というより言葉遊びというのだろうか、歌詞、詩。谷川俊太郎さんの詩やフジファブリック志村さんの書く歌詞。
自分で歌を考えたりするのは好きで、よく実家で遊んでいたものだ。

本はあまり読まなかった。

それでも、今の会社に転職し、コンテンツエディターなんちゃらという名の職に就き、なにか読まなくてはいけないのではないか、と随分と焦った記憶がある。
もう3年前だし、たかだか3年前のことである。

いつだか会社の目標面談で、「無理に読まなくていい。読みきったことや、読んだ量がが大切なわけじゃないんだから。本当に興味がわいたときでいいと思うよ」と上司に言われ、その言葉の通り本を読まずにぬくぬくと過ごしてきた。

写真を撮り、歌を歌い、よく食べよく眠り、ぬくぬくと過ごしてきた。

そんな私が、1泊2日の札幌出張のとき、手にした本がある。

平野啓一郎さんの『空白を満たしなさい(上)』だ。

文庫本で、それも上巻だけを買い(普段、本を読まないから合わせて買う勇気がない)、あっという間に読んでしまった。

食らいついて読んだ。下巻も買っておけばよかった…と、のちに後悔するほどに続きが気になった。
(単行本で買えばこんな悩みも起こらない)

探し回り、ようやく下巻を手にしてこちらもあっという間に読みきった。
本の感想はここには書かない。今日は日記だからだ。

(このころ本ブームが到来して、朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』を一晩夢中になって読んだ)

・・・

そして昨日手にした本がある。

田中泰延(ひろのぶ)さんの『読みたいことを、書けばいい。』だ。

3軒目の本屋さんでようやく手にすることができた。
帰りまで待てずに、昼休みに読み始めた。欲求には勝てない。挑んだところで負け戦である。

読み始めからもうこんな感じだ↓

帰りの電車で読みきれず、今日はカフェに行ってみることにした。

近ごろインスタで知り気になっていたお酒のお店のパン。を食べられるカフェ。

その食パンを食べられるお店が家の近所にあると知り、向かった。
(近所とは電車で行ける距離のことだ)

ときわ台『本屋イトマイ』
今年3月にオープンしたそう。

後ろが気になるかもしれないが、この右手にお店がある。

東武練馬『まさもと』の全粒粉の角食を使ったトースト。(正直ずっと、まきもとだと思っていた)

月並の表現だが、もちもちでおいしい。ロデブのような、水分量多目のパンとみた!

パンを食べ、本を読む。

やわらかい、本だった。
ここでも感想は書かない。

本を読まない私でも、本に囲まれて過ごすというのはなんかいいなと思った。

そんな雨降りの休日は、むしろいい。

#日記 #コラム #パン #本 #写真日記

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