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トイレの裏蓋の取説シールを剥がさない謎

いつも不思議に思うことがある、それはトイレの蓋をあけると裏側についているあの謎の取説表記ステッカー。ついでに漏れなくメンテナンスの電話番号まで書いてある。僕はこの説明がなぜここに必要とされていて、なぜみんなが剥がさないのかが全く分からない。実に日本的なデザイン破壊的な伝統芸能のひとつだと思っている。僕の店舗は新しいトイレが導入され次第、全てのお店のシールを剥がす。それが今回TOTOからINAXにしたところ、なんとプラスチックの裏蓋に説明を彫り込まれているという芸当に遭遇して、もはや、ぐうの音も出ない。次回の店舗は絶対TOTOに戻す。TOTOもあんな無意味なシールやめちゃえばいい。

内装をしっかり作り込んでいるお店にいっても、トイレをあけてあのステッカーが目に入るとげんなりする。あぁ、このお店は2017年に出来たんだなぁっという人生に全く必要ない情報も頭の中に飛び込んできてしまう。そういう無意味な情報が目に見えるのもあまり好きではない。最近通っている新国立競技場のトイレもひどい、色々なシールが貼りまくられている状態で使われており非常にげんなりした気分になる。抗菌マーク、自動水栓されることがありますけど故障じゃないですよーのシール。これはデザインに対して人災レベルの冒涜だ。個人的に本当に許せない。

そんなことをブツブツと考えていると、トイレの壁やらスタジアムの全ての壁に色々な説明が貼りまくられていた。そうか、この国は説明を貼るということが好きな民族なんだな。せっかくグラフィックも入れられて、しっかりと表示系も頑張って作っているのに、ラミネート加工されてパワポなのかなにか安い仕事をしてトイレはこちらみたいな看板を貼りまくっているのをみると、本当に胸がいたたまれない気持ちになる。これはすべてトイレの裏蓋の説明シールを剥がさないことにあると考えている。あれはなぜみんな剥がさないのだろうか。。

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