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交通事故を通してみえる、脅威の日本のサービス連携

本当に事故に合うのは一瞬である。タクシーが後方確認せずに、いきなりUターンを左写真からかけてきて避けきれなかった。僕らの車は全方左サイドが破損する。最近の車は衝撃を吸収するべく大破されるようになっているが、すごいエネルギー衝突である。すぐに警察と救急車を手配する。タイミングが幸いし、奇跡的に怪我などの大事にはなっていなかったが、一歩間違えれば大惨事である。子供も同車していたので、もしものことを考えて救急搬送を頼んでおく。事故発生から救急車到着まで7分程度、そこから5分で慶応病院の救急に入り、30分で診察を終了する。事故開始から1時間以内に病院をあとにして仕事に向かうことができた。救急車の中では子供をあやすための道具が積み込まれていて、娘のララはすっかり笑顔で体温や血圧などの検査に協力している。このスピードとこのクオリティは世界でも例をみない、医療体制だと思う。親父の件もあり、日本の医療関係者には本当に感謝である。

それにしても、こちらがどんなに交通法規を守っていたとしても、誰かが無視したら今回のように事故が起きる。ちょっと前に僕はバイクのトレーニングで高齢者のドライバーに正面衝突をされて車椅子生活になったことがあった。そのときにWAGYUMAFIA相方の堀江から、上記のメッセージをもらった。だから僕は公道は自分では運転しないし、バイクトレーニングなどもプロ同伴じゃないといかないことにしている。車はというと、公道しか走らないといけないわけで、最低限のプロテクションが必要となる。後方座席でもシートベルトは必ずつける、事故時のインパクトが圧倒的に違う。このあたりの予防的な部分も交通社会の中では意識しておきたいことだ。

事故から数日たって、警察とのやり取りが続いている。未就学児が被害にあった事故のため親が調書作成に協力する必要がある。その連絡の一連のやり取りもまるでサービス会社と連絡しているかのような丁寧なやり取りである。海外で警察とのやり取りをやったことがなんどかあるので、この差は一体全体どこから生まれるんだろうなぁっと思う。そこで見えてくるのがサービス連携である。海外から帰ってきたときの連携の無さは時折辟易とするが、こうして長年積み上がってきた仕組みの連携はとてもスムーズなことが多い。日本が誇るウルトラニッチのひとつ、それはサービス連携なのかも知れないなと思うのだった。


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