髪を切って、冬服が危機にさらされている。
というのも、きょう半袖に薄いパーカーを羽織って出かけようとしたら、ドアを開けるやいなやいきなりの洗礼を受けた「みなさんこんにちは！！秋、到来でェ〜〜〜〜〜〜ッす」

「♪小さい秋み〜つけた」どころか大きく主張れたところで早々とドアを閉めておとなしくニットとコートに着がえる。確認程度に鏡をみて二度見。「？！」

そして、急遽開催された一人ファッションショー。2019AW。

嘘だどれも似合わない・・・・・

あのニットも、惰性で買ったトレンチコートも、お気に入りだったコーデュロイのアウターもすっかり知らん顔をする。エェン、そんな顔しないでくれかなしい。痛感、私のアイデンティティはあのモワモワの髪にあったのだと。あれが、いままで冬服を成り立たせていた。寒い時はマフラー代わりにぐるぐる巻いて、邪魔になったらお団子でまとめる。そんな代物っちゃ代物。
やっぱりかなしい。でも、やっとその悲しみにいつまでもズブズブ浸ってたわたしとは、髪の毛とともにバイバイしたのだ。髪の毛が占めていた見た目のアイデンティティのパーセンテージ分が空き容量、変われるチャンスだと考えた。ファッション転換期。過去にも何度かあった。服が似合わなくなった時こそスタイルを見直すチャンス。
「ファッションとは中身の表出だ」鷲田清一さんもそう言っていた。髪を切ったから中身にも変化をもたらしたのか、中身に変化があったから髪の毛を切ったなのかはもう忘れた！！しらん！！！！とにかく今のわたしにモワモワはない。ノーモワモワ。というわけで、リニューアルされた2019AWは黒色の服が多くなる予感がしてます。