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学級通信の書き方 型

とある町で小学校教諭をしています。わいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。

今回の記事は令和型教員サークル「まほろば」のマガジン「紡ぐ学級通信」のリレー記事でもあります。

6人のメンバーで様々な角度から学級通信への思いを発信しています。
あわせてお読みいただけると幸いです。


 学級通信は多くの学校学級で行われている実践です。
 しかし、学校や学級によって形式や内容も様々です。
 「こうする」がない分、どうしたらいいのか悩まれる先生方は大勢います。

 今回は来年度に向けて学級通信を発行してみようかな。発行するか迷っている人に向けて学級通信の型についてをまとめてみることにしました。


予定表を入れるかいれないか、発行頻度

 学級通信に来週の予定を掲載してその裏や上部に学級通信を書かれてる先生方もいます。
 こうすることで定期的に学級通信を書くことができるようになります。
 しかし、毎週書かないといけなくなってしまいます。
 
 学級経営や保護者との関係づくり、多くの理由があって私も学級通信を書いていますが、あくまで学級通信は「余白」で行うものです。

 毎週書かなければならない。
 〜〜せばならない。
 と縛られてしまうと辛い気持ちになってしまいます。

 そんな時におすすめをしたいこと。
 それは、予定表と学級通信を分けるということです。
 
 詳しくは過去のnoteがあるので読んでみてください。

取り上げる内容の鮮度

 子どもたちのいい行動、いい発言があった。
 授業が白熱したのでその様子を伝えたい。
 
 取り上げたい出来事があったらできるだけ早く通信を発行することです。
 新しいことは保護者にも子どもにも響きやすい。

 学級通信だけでなく、日々教師が教室をどのように切り取り、どのように価値づけていきます。
 「4日前の掃除の時間○○さんが丁寧に掃除していましたね。先生感心しました。」
 なんて言っても子どもたちは”今なんで褒めたのかな”となります。

 古舘良純先生の著書 「子どもと教師を伸ばす学級通信」には次のようなことも書かれています。

ネタ(事実)は鮮度が大切
醤油(意味付け)は素材を引き立てる
通信のアクセントになるわさび(注意喚起)

古舘良純 著 「子どもと教師を伸ばす学級通信」 P62P63より

文章は「お刺身5ステップ」で書く

ステップ1(ネタ) :いつ、何があったかを書く
ステップ2(ネタ2):どんな活動をしたかかく
ステップ3(醤油) :担任として感じたことを書く
ステップ4(わさび):今後の期待を書く
ステップ5(大葉) :写真があれば添える

古舘良純 著 「子どもと教師を伸ばす学級通信」 P63より

 扱う内容の鮮度も大切です。
 日々カメラを持って写真を撮ったりネタを意識してみましょう。

レイアウトの例

 学級通信のレイアウトも多種多様です。
 4つの例を出しておきました。
 
1 横書き1段組
2 横書き2段組
3 横書き 3つの写真、記事タイプ
4 縦書き(2段組でもいいかもしれません)

学級通信のデザイン例

 B5やA4だとすぐに書くことができます。
 私はB4で書いた年もありました。
 2段組にしたり、3つの記事に小分けにすることで書きやすくなります。
 様々なパターンがあるので自分にあう型を見つけていかれるといいと思います。

通信の内容例 

 学級通信で取り上げる内容についていくつかのパターンを簡単に載せておきます。

授業での取り組みを書く

 授業でのやりとり、記録を載せます。
 保護者の方も何を勉強しているか知ることができて安心します。
 教材研究も一緒にするという記事を板男さんが書かれているので参考にしてみてください。

行事への取り組みを書く

 行事に向けての日々や教師のおもいを書いていきます。
 詳しくは過去のnoteから

子どもたちの文章を載せる

 子どもたちのふりかえりを掲載したりします。
 とぅけ先生が振り返りジャーナルについて書かれているので参考にしてみてください。


最後に

 学級通信をどう書いたらいいか迷っている方の背中を少しでも押せれば幸いです。
 まず1枚書いてみる。
 ここからスタートです。 応援しています。


最後までお読みいただきありがとうございます。
質問・感想・コメントを受け付けております。
学級通信に関する質問なんでも構いません。
このマガジンが私にとっても皆さんにとっても学びのあるマガジンにしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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