今日行った美容室での出来事。
いつもカットはオーナーさん（かれこれ20年近くお任せしてるなあ）、カラーはアシスタントのスタッフさんがやってくれる。
まあまあ大きい美容室でスタッフ20人近くいて、カラーなどやってくれるのはその日のタイミング。
今日やってくれてたスタッフさん、見覚えなくて最近入ったのかなと思いつつ読みたい本を持参していたので本に没頭していた。
カラー、そしてシャンプー終えてドライヤーで髪を乾かしてもらっているときに「ん？」と気づいた。
そのスタッフさんは最近入ったのではなく、ずっと前からいた子。
ただし、髪型が思いっきり変わっていてずっとブリーチして金髪だったりシルバーだったり、緑色だったりしていたのが、ほぼ真っ黒になっていて印象ががらりと変わり、しかもマスクしていて顔ほとんど見えないから気づかなかった！！！！
でも、なんで気づいたのか。
それは彼女の髪の乾かし方。
いつもすごく丁寧に髪を扱ってくれるなあというのと、なんというか「髪」とか「仕事」に対しての愛がにじみ出てくるような動作をしていて、私はそれを鏡越しに眺めるのが好きだった。とても幸せな気持ちになれるというか。
ここのお店のスタッフさんたちはみんな明るく勉強熱心な子たちばかりなんだけど（実は行くたびにここの教育や組織づくりについてひそかにリサーチしている笑）、彼女の仕事の丁寧さはより際立っているなあと思っていた。
とりあえずその丁寧な仕事ぶりを眺めて、作業が終わった瞬間に「もしかして髪の色変えた？全然気づかなかった！」と伝えたら「そうなんです、みんな気づかないんですよ。昨日、離れて暮らしている母もお客さんで来店したのに最初気づかなかったんです」とのこと。
そして「いつも丁寧に髪を乾かしてくれるなあと思ってたから気づいた」と伝えたら「それで気づいてもらえてうれしいです！」と。
いつも思ってたことを彼女に伝えられてよかったなと思った。
そして彼女の返答からもやはり仕事を愛しているんだなあというのが伝わってきて、さらに幸せな気持ちになった。
愛のある仕事は、その本人も周りの人も幸せになるなあ。

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