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「公開処刑」が行われるイランで死刑が確定したときに起きること 『白い牛のバラッド』監督インタビュー

中国に次いで、死刑執行数世界2位の国、イラン。2021年の日本の死刑執行数は3人だったが、イランは未公表の事例も含め246人もいたという(ちなみに、中国は死刑執行数が国家機密なので正確には分からないが、アムネスティ・インターナショナルによると数千人いると考えられている ※1)。

「生きている人間の命を奪う #死刑 は、非人道的であり、一度執行してしまうと、間違いがあとで発覚しても二度と取り返しがつかない」「犯罪の抑止力は証明されていない」などの理由で、現在、世界の70%の国・地域が死刑を廃止している(※2)。
国際社会の流れは #死刑廃止 に動いており、国連は1948年の世界人権宣言以来、死刑廃止を求め続け、#死刑制度 がある日本にも何度も勧告をしているのが現状だ。

2022年の現在、死刑を執行する国はもう18カ国しか残っていない。そんな世界情勢のなか、レイプの被害者や同性愛者が公開処刑される #イラン で、死刑制度の問題を問いかける映画が生まれた。2月18日公開の映画『 #白い牛のバラッド 』は2021年のベルリン国際映画祭では金熊賞&観客賞にノミネートされたほど高い評価を受けた。

だが、監督・脚本を務めたベタシュ・サナイハ氏とマリヤム・モガッダム氏は制作禁止に抗った罪で現在、イランで裁判にかけられている。

両氏が自分の映画人生命、そして、人としての自由をかけて作った本作は10年もかけて完成されたという。今回、ベタシュ・サナイハ氏とマリヤム・モガッダム氏に話を聞くことができた。尚、マリヤム・モガッダム氏は本作の主演も担っている。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/92546


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