音姫問題〜綺麗そうに話します〜
オープニング
こんにちは。
自動洗浄のトイレが苦手なあおやぎです。
さて、今回は「音姫問題」というテーマでお話ししたいと思います。
みなさんは、音姫というものをご存知でしょうか。
公共施設や商業施設、学校、会社のビルなどにはお手洗いがありますね。
そのなかでも特に女性用トイレには、個別に「音姫」という機能つきのものがあります。
男性用トイレについているのかどうか私は知らないのですが、音姫をご存知ない方は、ご存知の方に聞いてみてください。私は、例によってAやぎさんに聞いてみます。
あおやぎ「こんにちは」
Aやぎ「こんにちは!」
あおやぎ「今日はなんだかテンション高めですね」
Aやぎ「そうですか?もしかしたらちょっと急いでいるのでそう見えるのかもですね」
あおやぎ「あ、そうですか!お急ぎのところすみません。お出かけですか」
Aやぎ「ちょっとこれから古民家に泊まりにいくもので」
あおやぎ「それは楽しそうですね」
Aやぎ「ただ、集合時間にギリギリになりそうなので、お手洗いに寄る余裕があるかどうか、ちょっと心配で」
あおやぎ「そういう時そわそわしちゃいますよね…あっ、そう!お手洗いの件でお呼びしました」
Aやぎ「あら、どうしました」
あおやぎ「Aやぎさんは、音姫についてどう思いますか?流水音が流れるあれ」
Aやぎ「あー、わたしは使いますよ。気になっちゃうし」
あおやぎ「やはりそうですか〜Aやぎさんは使いそうだなと思いました」
Aやぎ「そんな目で私を見てるんですか」
あおやぎ「私と似たものを感じるんでね」
Aやぎ「ふーん…あ、そういえばあれ、正式名称は“トイレ用擬音装置”っていうらしいですよ」
あおやぎ「そんなお堅い名前があるんですね!というか確かに…音姫は商品名なのか」
Aやぎ「そうそう、ある会社さんのね。それで、音姫を使うかどうかを聞きたかったんですか?」
あおやぎ「いや、こんなこと気になるのは私だけかしら…っていうもやもやがあって」
Aやぎ「なんでしょう」
あおやぎ「お手洗いに行って、個室が2つだったとするじゃないですか。一度に用を足せるのは2人まで」
Aやぎ「はいはい」
あおやぎ「片方すでにだれか使用していて、空いているほうの個室に自分が入るときですね、ちょっと迷いが生じるんです」
Aやぎ「ほう」
あおやぎ「先客が隣の個室で音姫を流し始めたら、自分はどうするか」
Aやぎ「覗いたりしちゃダメですよ」
あおやぎ「そんなことしません!要は、自分も自分のために音姫で流水音を流すか、先客の流している流水音に頼らせてもらって、自分は流さないか」
Aやぎ「こっまけえ…」
あおやぎ「なんですか?」
Aやぎ「あ、いえいえ。わかりますよ、覚えがあります。なんか、先客の音姫に頼ると『その人とこの時間を共有している、その人を意識している』ってかんじがしちゃうな。そういうかんじしますか?」
あおやぎ「まさしく!」
Aやぎ「しかも、先客が音姫流し始めてからしばらくすると、頼ってたその音が切れちゃって、うぉっと私の音姫流しとけばよかった!!ってなりません?」
あおやぎ「そうそう、だから基本的には私も自分の音姫流すんですけどね。でもボタン押すとき、一瞬迷っちゃう。すでに流れてる音姫があるのに、私まで使ったら電気の無駄遣いなんじゃないか?って」
Aやぎ「そんなことまで考えてるんですね…ちょっとこわいですよ」
あおやぎ「自分でもそう思うんです。もっと気にしない人間になりたい」
Aやぎ「大丈夫大丈夫、あおやぎさんはそういうところがおもしろいというか、おもしろいとでも思ってなきゃやってらんないでしょ」
あおやぎ「ありがとうございます…うん?」
Aやぎ「さっ、私はそろそろ電車が着くので締めますよ」
あおやぎ「そうでした!古民家楽しんでくださいね」
**
エンディング**
「音姫問題」、いかがでしたか?
共感する方もしない方も、なんの話してるんだかさっぱり、という方もいるでしょう。
今日は朝からまさかのトイレ話でしたが、トイレには女神様もいるといいますからね。よし。
ライトな愚痴というかなやみでしたが、
今日はここで失礼します!
また次回の「最後は明るく終わる愚痴」でお会いしましょう!
♪〜
読んでくださってありがとうございます!