小山(狂)
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「独身男性よりも既婚男性の方が自殺しやすい」という不都合な真実
近頃インターネットでまとこしやかに囁かれている怪談がある。その名も「45歳独身狂う説」、ストレートな名称通り、45歳まで独身だった中年男性はその年齢周辺で発狂するという、なんとはなしに婚活から逃げるアラサー・アラフォー世代の心臓を鷲掴みにするようなお話である。
おそらくミームの発信源は新鋭気鋭のnote作家ポンデベッキオ氏あたりだろうか。まぁ勿論「いい歳こいて独身だとキツいぞ」というのは古くから
なぜZ李という虚言癖のオッサンをネット民は本物のアウトローだと勘違いしてしまったのか?
みなさんはZ李というインフルエンサーをご存じだろうか。いわゆる「アウトロー系インフルエンサー」と呼ばれている方で、なんでもご本人の弁によると中卒で闇金に就職し、違法薬物の売買にも携わっていたことがあり、前科前歴もあるという、(本人の弁を信じるならば)平和で安全な現代日本においては相当にアウトローと呼べる経歴をお持ちのお方である。
しかしZ李は、単なる半グレ・アウトローではない。正義の心を持った熱
「高望みをやめられない限界婚活おばさん」が恋愛詐欺のメインターゲット
「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)が、いま夜職の間で一種のダークヒーローのようになっているのを皆さんご存じだろうか。
渡辺被告のTwitterアカウントは15万フォロワーを擁し、日々の投稿の平均インプレッションは数百万をくだらない。既に出版編集者なども周りに付いているようで、渡辺被告がエッセイなり手記なりを世に出すのは時間の問題だと言えるだろう。
渡辺被告の著述スタイルは詐欺マニュ
女にとって「誠実な男」が一番キモい
いわゆる「誠実な男」は恋愛面においてカスほどモテないという事実は少しずつ世間にも知られ始めてきたように思う。
誠実な男性はとにかくモテない。ここでは「誠実さ」を「相手の意志を尊重しようとする性質」と定義したいが、とにかく女性の意志を尊重する男性は死ぬほどモテないのだ。誰にでも誠実に接し、他人の話によく耳を傾け、その人の意向を尊重し丁重に扱う──。そんなタイプの男性が女性にモテているのを見たことが
我々のペニスは道徳的に勃起する
悲しい現実だが、人間には「差別する本能」が存在する。
たとえ同じ罪を犯したとしても、ある属性だけが重罪に問われ、ある属性は免責される。そうした差別は古今東西枚挙に暇がない。現代日本における「司法の女割」はその典型例のひとつだろう。殺人や詐欺などの重犯罪を犯しても女性であれば起訴すらされないのは日常茶飯事だ。殺人罪における女性加害者の執行猶予率は40%。不起訴とされたケースなどを含めればどれほどの
「セックスできる男友達」を求める恋愛不可能時代の令和男子たち
男にとって理想の女性とは一体どんな女性だろうか。絶世の美女?家庭的な良妻賢母?運命的なファム・ファタール?もちろん違う。2024年現在、男にとっての理想とはセックスできる男友達である。
言っておくが、ホモセックスの話をしているわけではない。筆者はホモセックスではなくトランセンドの話をしている。つまり「気心の知れた友人」として男子高の部室でダベるような気楽な距離感を維持しつつ、いつもはダラダラと漫
令和のブスには人権がない
女社会はルッキズムによって支配されている、というのは今やひとつの常識だろう。
男社会がメリトクラシー(能力至上主義)を基礎する価値観に強くビルドインされているように、女社会では容姿こそが最も重要な価値基準となる。スポーツに秀でていても、学業成績が優秀でも、絵がうまい歌がうまいなど何か一芸を持っていても、その子が「ブス」であるなら女社会ではおしまいだ。運動や勉強の得意なブスに憧れる女子は存在しない
書評『トランスジェンダーになりたい少女たち』
本稿はKADOKAWAの出版停止や脅迫による書店取り扱い中止などで話題となっている書籍、『トランスジェンダーになりたがる少女たち』の内容面に対する紹介と書評である。
出版停止や書店取り扱い中止に対する論評は既に多く出回っているが、肝心要の本の内容についてくわしい論評はないに等しい。書籍とはテクストの集合体であり、であるからにはテクストに準拠した批評が最も重要であることは論を待たない。本の「内容」
カスとしか言いようのない米国の教育制度と、アファーマティブ・アクションがあの国で必要だった理由
いわゆる大学入試の「女子枠」の話題が盛んである。
2022年に実質男子校と名高い東京工業大学が先鞭をつけ大いに話題になった大学入試の「女子枠」だが、その後も国立大学を中心に導入が相次いでいる。東京工業大学、金沢大学、京都大学など国公立は既に10大学が「女子枠」を新設し、私学も含めると既に15大学が女子枠を設けているらしい。
「女子枠」新設は各大学独自の施策というよりは文科省主導の教育政策という
育休・産休制度のせいで女性の社会進出は遠ざかる
あまりに勘違いしている人間が多いので、議論を整理するためにそろそろまとめておこう。
産休・育休制度の拡充は「女性の社会進出」を阻害する効果しか持たない。保育園や企業内保育所の増設等も同様である。
「仕事と家庭を両立するための支援」は女性を就労から遠ざけ家事育児といった「女性的」なケア役割に女性を誘導する効果しか持たないのだ。これは論理の必然であるばかりか、諸外国の例を見る限り経験的にも明らかで
「古文漢文が存在しない民族」の哀しみ
『ブラックパンサー』という作品をご存じだろうか。
米国発祥の、いわゆるマーベル作品群のひとつである。2018年に映画化され、『アベンジャーズ』を超える史上最大のヒットを記録し話題になった。
しかし『ブラックパンサー』を語る上でより重要なのは売上よりもその作品性と社会現象だ。ヴィジュアルを見れば一目瞭然のように、本作は主要登場人物のほとんどが黒人なのである。それまで白人中心で進められてきたハリウ
ホストクラブの歴史 「1億円稼ぐホスト」はなぜここまで一般的になったのか
かつては有閑マダムが集い、ダンスを楽しみながら飲食する貴族的な社交サロンだったホストクラブ。前編でもお伝えしたように、 「愛本店」がホストクラブの基本システムを作ってから料金体系は大きくは変わっていない。売掛金などの制度自体も昔から存在している。
しかし今では少なくないホストクラブが札束で殴り合うホス狂の煉獄になり果てている。そうした業態を巡ってメディアからのバッシングも後を絶たない。しかしそも
ホストクラブの歴史 ─なぜホスクラの店舗数は30年間で50倍になったのか─
いま、ホスト産業に激震が走っている。
その原因はもちろん悪質ホストクラブをめぐる急激な世論の高まりだ。若い女性に多額の借金を負わせ、性風俗店で働くことを強要し、組織的に女性を搾取しときには時には死に追いやってしまう──。そんな「悪質ホスト」の問題が、急速にメディアで囁かれるようになっている。
こうした世論の高まりは政界をも揺るがしており、今国会において立憲民主党は「ホスト新法」なる新法案を用意
成人女性の運動能力は9歳男児とほぼ同等
これは全世界的な傾向なのだが、フェミニズムの浸透が著しい先進国各地で「ある犯罪」が増加している。女性の暴力犯罪である。
たとえば中高生を対象にした大阪府の調査によると、男子は女子の2倍以上デートDVの被害に遭っており、特に殴る蹴るなどの直接的暴力の被害に遭う男子児童が著しく増加している。交際相手から暴力を振るわれたことのある女子は10%程度だが、男子は驚くべきことに30%以上が直接的な暴力の被害
なぜ韓国は性被害の「虚偽告訴」を厳しく取り締まるのか
サッカー日本代表、伊東純也選手の「虚偽告訴」報道が話題だ。
子細は読者諸兄もご存じだろう。女性2人から「レ○プされた」として刑事告訴され週刊誌にも報じられたのだが、逆に伊東選手は事実無根であるとして女性2人を虚偽告訴罪で告訴し返した。伊藤選手の代理人弁護士は事実関係について相当の自信を持っているようであり、今後司法がどのような裁きを下すのかを含め、様々な意味で注目を集めている。
伊藤選手のケー