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函館のとなりまちで、フリーランスになりました。

こんにちは!「たびちん」こと、若旅多喜恵です。写真は函館山がうっすら見える景色です(うっすらすぎる)。

さてさて、ご報告です。7月末で株式会社LIGを退職し、8月からフリーランスとして働き始めました。さらに、7月のうちに、「七飯町(ななえちょう)」という、函館のとなりまちに移り住みました。

退職エントリーの代わりとしての下記記事に反応いただいた方、ありがとうございました(お返事ないままですみません。すべて読ませていただいております)。

本当にいろいろな方にお世話になりっぱなしの2年7ヶ月でした。ありがとうございました!

……ということで、今後は道産子フリーランスとしてお仕事をやっていこうと思っています。

現在は、ありがたいことに、前職のときから副業をさせてもらっていた企業に加え、多くの企業とお仕事させていただく機会に恵まれています。本当に感謝してもしきれません。これらの企業については恩返しの意味も含めて、許される範囲で後日記事にしてお知らせしていきたいです。

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こっからは個人的な話だらけです。

なぜ函館のとなりまちに引っ越したか

函館に隣接するちいさなまち、七飯町。

私が今住んでいる七飯町の一軒家は、もともと私が中学生までの時期を過ごした場所です。

小さな畑があり、雑草がものすごい勢いで生えてきます(呆然としている間にもすくすくと育っています)。

私が幼いころ、ミミズをガッと手づかみしたり、芋やトマトやさまざまな実ができていくのを眺め収穫したり、大きくなりすぎてズッキーニに似た体格になったキュウリにかぶりついたりなどの思い出があふれる土地です。

今私の両親は札幌に暮らしており、この家は知人にお貸ししていた形でした。2020年の末、その知人の方が転居されることに。次は誰か探すのか、空き家になってしまうので売り払うか、両親も迷っていたフェーズでした。

そのころ私は卵巣のう腫の手術をしており、病室でバチェラー1・2・3を一気見している合間、「もし仕事がなくなったらどう生きていこう?」ということを天井を見つめながら考えはじめていたころでした。

どう生きていくか、と考え始めたのは、もちろんコロナ禍も大きく影響しています。

そのころ住んでいた埼玉の家は賃貸で、通勤がほぼない時期を過ごしていました。「サウナで有名な草加健康センターも近いし、谷塚の竜泉寺の湯も近所にあるし、全然よくね?」ぐらいのテンション。安定した生活。今すぐ転居したいなどの思いは特にありませんでした。

そんなところに、入ってきた「育った実家が売られてしまうかもしれない」という一報。大変ショックでした。空き家にしてしまえばしまうで、大きなコストがかかるのも事実。ちゃんと信頼して貸せる誰かが見つかるとも限りません。売り払うにしても……売るのか……?あの家を……?

その話を聞きながら、思い出の場所を守る方法として、瞬間的に頭にひらめいたのが「私と夫が二人で住む」という選択肢でした。

それまでのLIGでのお仕事や副業をさせていただいた経験から、しばらくはオンライン・リモートでも仕事ができるだろうし、何かあったら七飯町や函館近郊で働く場所を探そう。なんとかなるだろ、というか、なんとかしよう。そう腹をくくり、夫に相談し、「住むよ」と両親に告げました。

七飯町の家は、築30年。そこそこにガタがきていたのでリフォームをしました。リフォームって意外と色々考えることが多いんですね。自分の中で風呂のサイズや壁紙の種類など、家に対する解像度が上がり、めちゃくちゃ良い経験をしました。

そしてリフォームの完了を待って、7月末に転居しました。

転居は5月ぐらいになりそう……と真っ赤な嘘、というか正確ではない目算をお伝えして、LIGのバックオフィスのみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。退職の手続きも合わせ、諸々ご対応ありがとうございます。

転居してから1ヶ月ぐらい経つ今もまだバタバタで、マジで何も片付いてないです。現状、私の作業スペースの横には、まだ段ボールが9個ぐらいあります。ちなみに夫は完璧に自分の作業部屋分を片付けて、埼玉と同じ作業環境を構築しました。性格が逆すぎる。尊敬しかない。

夫はずっと関東平野で生きてきたのに、私の人生に巻き込まれたばっかりに、北海道に来ることになりました。「熊は出るのか」「雪は降ったらどう暮らすのか」「ご近所とどう付き合えばよいのか」などなど、心配が尽きない環境にぶち込んでしまい、本当にすまないと思っている。

道を歩けば「山がある」と山があるだけで感動し、暮らし始めたら「意外と暑いじゃねえか!」とキレつつ、従来と同じく猫をなで回しながら、私の実家の介護やお見舞いなどのイベントごとにも快く協力してくれる夫。いいやつすぎる。彼と、育った家で暮らせることになって、本当によかったなと思っています。

来た当初が猛暑だったのは本当に本当に私も誤算というか予想できませんでした、ここはマジでごめんね。8月後半の今は若干肌寒いぐらいです。温度差がすごい。

この引っ越しで頼りっぱなしなので、どれだけ感謝しても足りないです。いつもほんとにありがとう。

今後やりたいこと

転居にともない、LIGを退職し、フリーランスになることにしました。「フリーランスになるぞ!」と意気込んでいたわけではなかったので、「独立おめでとうございます!」と言われるとなんとも恐縮。全然手続きや帳簿付けが終わってないまま段ボール9個と暮らしているのでしばらくは何も誇れないのでは……と思っています。ドヤ顔を早く見せたいものです。

それよりも今、お仕事させていただいている皆さまに、改めて御礼申しあげたい。割としっかりしてないタイプの人間ではあるのですが、それでも一緒に何かできること、めちゃくちゃ嬉しく思っています。クリオネ以下の微力ながら(調べてみたらクリオネはバッカルコーンという6本の触手で一気に獲物を捕まえるのでとてもつよいことがわかりました)、なにかしら貢献できるようにがんばります。いつもありがとうございます。

目下やりたいことは畑の雑草取り。積ん読の解消。最近施設に入った祖母が飼っている猫を引き取ったので、少しずつ仲良くなること。そんでもって、一人でも多くの人が働きやすい社会になるために私ができることを探す、といった感じでしょうか。

私も結構なジョブホッパーなんでね。いろいろな人に多大なご迷惑をおかけしながら生きてきました。私に適性がなかった、相性が悪かった……という結果をたくさん体験してきています。もちろん個人としての失敗も多くあるわけですし、社会人としてもっと学んでいたらきっとクレバーなやり方ができたんでしょうけども、不器用すぎて上手くいかなかったこれまでのキャリア。

それらを悔いているわけではなく「何度生まれ変わっても同じ道を辿っただろうなー」と思っています。そんな自分の人生は別としても、もう少しグラデーションがあって、選択肢の多い働き方が実現できる社会になったらいいなあ、と考えることも多いわけです。

今後はそういった多くの人のパフォーマンスを上げられるような働き方に貢献できる、そういったライター業なり編集業なり、コンテンツ制作なり広報関連の何かなり……まあ、範囲を限らずとも、何か私にできそうことに挑戦していこうかな、と思っています。

まずは、リモートワークで、フリーランスで、どれだけ自分がやっていけるかな、という実験ですかね。転職がやたらと多くても楽しく生きていけるぞい、というのを体現できる存在でありたいなと思っています。ぞい。

ということで。

まだまだ至らぬところだらけの私ではありますが、引き続き、どうぞよろしくお願いします!


若旅多喜恵(たびちん)


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お仕事のご相談などは、下記SNSのDMからお声がけいただけたら嬉しいです〜!(私自身、2021年いっぱいは動くことが難しいかもしれませんが!まずはお話しましょう!)

どうぞよろしくお願いします!


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