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2023年最後の日はロングビーチの町で🎆

2023年の大晦日こそは花火を見ようとビーチへ出かけました。

冬の海はやっぱり寒い。
とは言え、この冬は雨も雪も少なく、晴れの日も時々ある、
そんなちょっと例年とは違い過ごしやすい冬。

ビーチに行くと犬のお散歩の人の他にサーファー達も
案外います。
カナダのサーファーにはこれぐらいの寒さは関係ないの?

この海は太平洋に面しているのでこの海の地平線の向こうに
日本があります。

朝から小雨だったのですが、
夕方になって時々止んでくれるようになり、
この調子なら花火もビーチで見れそうです。

とりあえずビーチにキャンピングチェアを出して
冷たくなった手を温めがてら海を見ながら一服。

しばらくしてビーチも暗くなり、人もいなくなっていきます。

私も町に戻り暖を取りながら早めの夕食を取ることにしました。

本来この場所はオープンテラスの屋外のデッキ席。
冬になるとテントを張ってガスヒーターを置いていい感じのデッキ席の出来上がり!

まだそんなに混んでいないので席は選び放題。
私はソファーの暖炉席にしました。

大晦日だし、久々のカクテルをオーダー。
ちょっと気分を変えてみよう。

切り株のサイドテーブル。
暖炉にまわにはモノを置かないようにと言われました。
確かにこの暖炉は火がむき出しなのでとても危ないです。
レタスに挟んでチキンを食べる。
赤いのは辛いピクルス系。

ソファーに座ってガスヒーターに当たっていると
なにやら視線を感じます。
その視線を送っていたのは女の子。
このヒーターのある席に座りたそうにジーと
こちらを見ているので、

「横に座ったら?」

と誘ったら、一瞬にして笑顔になっちゃいました。

早速靴下を脱いで足をぬくぬくさせました。
このお母さんもご主人とサーフィンを楽しんだ後だそうです。

ご飯も食べたし、酔いも覚めてきたし、
そろそろ時間も良さそうなのでビーチに向かいます。

ビーチの駐車場についてライトを消すと真っ暗。
ビーチまで歩いて3分程度ですが、
みんな携帯を懐中電灯代わりに照らしながら、
ビーチに向かいます。

ビーチも真っ暗ですが、
照らしてみると引き潮のようで
はるか150mぐらい先まで濡れた砂浜が
続いています。
そして誰もいないと思っていた暗闇の潮の引いたビーチに
結構人がいます。

携帯で照らして初めて近くに人がいるのに気づきます。

私も潮の引いたビーチで花火見ようっと。

そうこうするうちに定刻通り花火が始まりました。

小さな町なので花火もそんなに期待していはいなかったんですが、
引き潮のビーチの中で真っ暗、しかも花火が近くて、
特別な花火ではありませんが、思った以上に迫力があり、綺麗でした。

しばらくして突然地上から明るくなりました。

花火地上で爆発!
何とも言えない世界が広がります

時々、地上で爆発する花火

時々地上付近で爆発

しかも高さが低く、夜空に上がってもすぐ爆発!

ここの花火は遠くに見るものではなく、凄く近い!

花火が上がるたびにビーチが一瞬明るくなり、
人が浮かび上がる不思議な光景。

濡れた砂浜に反射する光、完全に光に包まれて幻想的!

まるでUFOが来たように一面を明るく照らし出します。
ここまでくるとキレイよりも恐怖。

そしてだんだん、私の頭上にやってきました。

ドカーン、ドカーンと頭上で放射状に広がる光のドーム。

まるで爆撃されているみたいです。
火の粉がおちてくるのも気になる。 
危険、危険、危険!と本能が叫びます。

こんな花火体験、初めてです。

キレイを楽しむ余裕なし。

優雅に楽しむどころが危険を楽しむアクティビティになってる。

花火がようやく終了して私は恐怖から解放され、
ホッとしました。
でもこんな幻想的な花火経験が無事できたことに感謝。

2023年も楽しいこと大変なこと、美しいこと、
ハラハラすることもありましたが、
この花火同様、刺激を感じながらも無事に終わることができました。

2024年はどんな年になるやら。
皆様にとっても実り多い面白くて幸せな年になりますように。

2023年最後の一服。
夕焼けを見ながら頂くことができました。

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