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自分らしく働く|George’s Approach 2020 Vol.5

変容の時代に生きるビジネスパーソンに向けて、これからの時代にどうアプローチするか、具体的な方法やその背景にある考え方をお伝えする動画シリーズ「George’s Approach 2020」より、「自分らしく働く」をテーマに、代表取締役社長・島村仗志(ジョージ)のアプローチを、ナビゲーター・岡本直子(なおちゃん)が聴きます。

※本記事内に登場する人物の所属・役職等は動画撮影当時のものです。

~本日のテーマ~

岡本:本日のテーマは「自分らしく働く」です。

自分らしく働く「働き方」とは一体何なのでしょうか?どうやったら実現できるのでしょうか?働き方改革と言われ始めてからだいぶたちますが、自分らしく働けている人は、どれくらいいるのでしょうか?

誰かに何か言われたとおり、決められたとおりに生きる方が楽、という方には今回の動画はお役に立てませんが、もっと自分らしく働きたいと思う方は、ぜひお付き合いください。

「今」という時代は、「これまで」が、全く通用しない時代になってきています。そんな中で、これからの唯一の指針となるのが「自分らしさ」なのではないでしょうか。誰かに言われたとおりにやるということではなく、「頼りになるのは自分自身」ということではないでしょうか。

とはいうものの、「自分らしさ」とはどういうふうに見つければいいのか?本を読む、旅に出る、瞑想する・・・なども有効だと思いますが、具体的にどんな意識で、どのような問いと向き合うと「自分らしさ」を探しやすいのか、について今日はジョージに訊いていきたいと思います。

ということで、ジョージ、よろしくお願いします。

~3つのポイント~

島村:「自分らしく働く」って永遠のテーマですよね。

もちろん、自分探しのプロセスというのはとても豊かな時間で、そのことを否定するものではないのだけど、一般的には、それはすごく時間がかかるんだよね。だから、今日はそのことをお伝えするというよりは、ガラッと視点を変えて、このことに向き合ってみたいと思います。

一言でいうと、人が自分らしく働いていないと感じるのは、結局「自分は言いたいことを言っていない」とか「やりたいことをやってないよな」ということを、そこはかとなく、あるいは明確に自覚しているとき。そんなときに、「自分らしくないな」と思っておられるのではないでしょうか。

これからは健康長寿の時代で、一人ひとりの働く時間はどんどん長くなっていくので、このことも、すべてのビジネスパーソンに共通する大切なテーマだと思います。

そんな中で、今回も「3つのポイント」で語っていきます。「自分探し」も大切だけれど、それには時間がかかるので、今回はいったん脇に置いて、もっとリアルにパンっと、3ポイントでいきたいと思います。

1つ目のポイントは、日頃からご自身が感じている、ご自身の所属チームや組織の改善の余地、「もっとこうなったらいいのに」ということ、それをきちんと言語化することです。これが着手ポイントです。

2つ目のポイントとしては、言語化された「改善の余地」を自分の上司やメンバーに発信・共有するかどうかを自分で選択することが、とても大事だと思うんです。発信・共有してもいいし、しなくてもいい、と僕は思います。

そして3つ目のポイントは、いろんなシーンがその流れの中で起きてくるのだけど、その都度、自分が選択した選択結果を自分で尊重していけばいい、というふうに思っています。

この3つは、すべて内面のプロセスなので、アクションとしてはわかりづらいかもしれません。結局、自分の選択を自分で尊重するということ、つまり自分の選択そのものが「自分らしさ」なので、それが「自分らしく働く」ことにつながっていくということです。

少なくともこのプロセスで、「今、自分はこの環境で自分らしくないな」という、ある種の被害者意識からは脱却できると思います。なぜならば、自分で自分の選択を尊重できているからです。そんなことを、ポイントとしてお伝えしたいですね。

岡本:気づいていることを言語化する、それをどう扱うかを自分で決める、そして、その選択を尊重するんだ、と。要所要所で「自分で選択している」ので、ジョージのおっしゃるとおり、そこに結果として、「自分らしさ」が現れてくるという感じですね。

~あなたの持つギフト~

岡本:おかげさまで私は、ジョージに好きなことを言ったりやったりしていますけど(笑)、多くの場合、組織に属していると、しがらみとかいろいろあって、率直に思ったことを伝える、やる、ということが難しいときもあると思います。それができるんならそもそも困っていないんだよ、みたいな・・・。そういう場合はどうすればいいですか?

島村:そうだねえ、今は実際、そういうことのほうが一般的かもしれないね。
一瞬ちょっと飛躍するけど、結局これって、もし自分の人生が一つの「作品」だとすると、「自分の人生をどんな作品にしますか?」という問いかけと同じことだと思っている。だから「今これは、この環境では言えない」という作品の味もあっていいし、「言いづらいけど言う」という作品の味があってもいいじゃない?本当に、それはその人の選択次第なので。

ただ、1つだけお伝えしたいのは、「こんなところに改善点の余地がある」と気づいていること、あるいは「もっとこうすれば良くなるのに」という着眼は、あなたから周囲に届けられる「ギフト」なんです、ということ。可能性の塊みたいなことを感じているのだから、そんな「ギフト」があるのだったら、そこはしっかり周囲に共有し、さらに皆で改善していくように、自分の「ギフト」を使ってほしいと思う。

一方で、繰り返しになるけど、何でも出せばいいというものでもないので、「出せない」と判断するなら「その判断を尊重しようよ」ということも大事だと思います。

~被害者、評論家ではなく「当事者」へ~

島村:だから、僕が言いたいのは、まず、「被害者にならない」ということがすごく大切だ、ということ。George's  Approach 2020 すべてに通底しているのだけれど、どんなチャレンジがきても、あるいは、どんなに面白くないことがあっても、「被害者」という場所に自分の身を置かないという在り方が、スタートステップとして大事。人間なので、一時的にそうなってしまうことはあるけど、長くそこにいないということ。

また、「被害者」という場所から抜けても、今度は「評論家」になってしまう、ということもあるんだよね。案外、居心地が良かったりもする。でも、そこにいてもあまり効果的ではない。

もちろん、それが好きな方はそこにいてもいい。それも人生の作品の一つの在り方なんだけど、せっかくこの世に生を受けて、今この環境に身を置いているのであれば、被害者でも評論家でもない、「当事者」としてその場に在る、という体験を皆でしていけたらいいなと思う。少なくとも僕は、そういうアプローチをとっていきたいなと、そんなふうに思っていますね。

岡本:確かに、気づいていることがあったとき、評論家のように「ここができてないからダメだ」と言うだけなのか、「できてないから、一緒にどうにかしませんか」「こうするといいと思うのですが」と当事者として伝えるかで、ずいぶん変わりますよね。
ただ、もし評論家だとしても、「私は評論家でいく」と決めていれば、それは、自分のやり方でやれているということでしょうか?

島村:う~ん、どの選択でも良いとは思う。でも、意図的な選択を回避して、自分は安全な場にいて、愚痴だけ言っているのはもったいない。「ギフト」が生かされていないな、と思うんだよね。

~追いかけてくる課題・宿題~

島村:あともう1つだけ。いろいろな方の人生・ビジネスキャリアの物語をうかがったり、また自分自身を振り返って、感じることがある。気になっていることをスルーして、そのときはそれを「言わない」という選択をしても、それ(同種のこと)って、後になって、少し形を変えて、自分の成長に合わせて難易度を上げて追いかけてくるんだよね。表面的にはいろいろ変わっても、本質的に共通している課題・宿題が追いかけてくる。

だから、せっかく向き合って言語化までできたなら、思い切ってちゃんと正対して、当事者として、より良い状態への取り組みに着手するという方を、僕としてはぜひお勧めしたいなと思いますね。

~フォローアップ・クエスチョン~

岡本:ジョージ、ありがとうございます。

ということで、今日は「自分らしく働く」についてお届けしました。

最後にフォローアップ・クエスチョンをお出しします。このクエスチョンは、今日お伝えしたことを実際に行動に移す際に、最初の一歩を踏み出すためのヒントとしてご活用ください。

よろしければ、皆さんも実際のビジネスシーンで、今日のポイントを使ってみてください。また、実際にお試しいただいての感想、もしくは、「こういうことが知りたい」などがありましたら、ぜひ、YouTubeのコメント欄にお寄せください。

島村・岡本:ありがとうございました!

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