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自分の価値観が壊れれる瞬間

ある本を読んだ時から今までの認識がすべて変わってしまいました。

その、ある本とは、中西輝政先生の著書「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」という。その異彩を放つタイトルに心引かれ、私はその本を手に取った。まだ中西先生のことも知らず、その風貌すら浮かび上がっていなかった。しかし、17年前の蒼白な夏の夜、八重洲口のキオスクのラックにあったその新書が私に与えた衝撃は、悲しみに満ち、そして少し戸惑っていた。怒りすら湧き上がり、過去に例のない複雑な感情に取り憑かれた。その日、私は自分の内面にどのような思想が根付いていたのか、はっきりと見えた。私が、心の底から、日本人だと感じたのだ。

これ、ナショナリズム丸出しですな。でも。中西先生のこの本を読んだ時の衝撃はこの書き出しの通り。本当にその場で感情が高まり過ぎて本を読んでいる途中で何度も深いため息をついていました。こんなに真剣に新書を読んだのもこの時が初めてぐらいかとも思いました。

中西先生のことをご存じの方ならこの「日本人として・・・」なるタイトルを見るだけで内容をだいたいご理解いただけると思います。

正直にいいます。この本を読んだ時から「保守思想ってなんだろう!?」と思想そのものに興味がわいてしまいました。興味がわいたというだけで保守というものが何なのか全然わかりませんでした。それと同時に保守の対語左派(革新など)の思想もどういうものなのかと考えるようになれました。
今思うと「保守的な考え」が入り込んで一番なじんだ感じでした」

この本を読み始めてから本を読みまくる生活が始まりました。
なぜ保守の論壇が・・・なんか弱いのか(当時は全然知らないだけでその時からネットでは保守が盛り上がっていたとそれからすぐに感じた。)
一時保守思想が不遇の時代を迎えていました。それも戦後に保守・右派の公職者が各界から追放され左派一色になったという経緯があります。なぜ今保守が盛り上がっているのかと・・・それは民主党政権の失政「これはそう言っていいはず。」が今まで響いているというのと左派論壇がとある事件で世界的に下火になっていったという経緯が関係していると考えます。(さとる)


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