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はじめて自動車を運転した、備忘録

車に乗れるようになりたい。全国を周りたい。

夢と希望を抱き、今自動車教習学校に通っている。

そんな希望が打ち砕かれそうになったので気持ちを、書き残しておきたいと思う。

はじめて自動車の運転席に乗った

学科の授業を何回か受け、今日は初めての実技教習である。
「車に乗るのきっと楽しいんだろうな」「自分もドライバーの一歩を踏み出すんだ」
ワクワクしながら受付を済まし、実技教習の現場へと向かった。

教習の先生が来た。「助手席に乗ってください」ニコニコ顔で言われて、普段大人の方に車へ載せてもらうときのような気持ちで助手席に乗った。
まずは、説明を受ける。ふふふふ〜んと聞いた。「あ、そうなんだ!!こうすればいいんだな〜」気楽に聞いていた。

説明を受け終わり、ついに運転席に乗った!!
「ドアミラーを調整してみてください」「座席を調整してください〜」

は?どこ?どうすればええん?

助手席に座ることが多かったので、運転席のことはよく知っていると自信を持っていた。
自分の知らないいろんなボタンや、機能があり、驚いた。

初めて自動車を動かした

「ブレーキを離してくださーい」
ブレーキを話すと、車体が動きはじめる。
自分の力では到底動かせない重さの車体が圧倒的軽さで動いていることに、少し恐怖を感じた。

「自分が力を緩めるとと簡単に車が動いてしまう」運転手には圧倒的な責任がのしかかることを実感した。

「ハンドルをまわしてくださーい」
カーブを曲がる。ハンドル操作の手の位置取りが難しく手もとに視線が行く。前を見るのが難しい。苦戦。
「でも曲がれた。。」
縁石にぶつかりそうになるし、線にぶつかりそうになる。車がもしいたらぶつかっていただろう。1つのハンドルさばきが、1手一足が車を命を摘み取る兵器に変えるのだとひしひしと感じた。

「ブレーキ踏んでくださーい」
ブレーキに力を込める。踏めば止まれる。ブレーキ。命綱だ。よし!よし!止まれ!!
「ガクン!!!」
車体が大きく揺れ、身体に衝撃が伝わってきた。
ブレーキの踏み方1つで車体がガクン!と大きく揺れる。足の微細な力のさじ加減で搭乗者を危険に晒してしまうのだと思った。

「アクセル踏んでくださーい」
アクセルを踏む。速度が上がる。あんなに重たい車体が軽々と動いていく。これが誰かに当たれば誰かを殺すし、どこかにぶつかると、自分が死ぬ。怖い。
「もっと踏んでもっと踏んでーまだ20キロよ」
え!?まだ20キロ?普段乗ってる車って50〜60キロくらいでてるよね?乗ってる時はそんなに怖いと思わなかったけれど60キロってめっちゃ速いのかも。そんな速度で移動してたんだなぁ。

終わった

驚いているうちに教習の時間が終わってしまった。
どっと疲れた。
頭が痛い。ガンガンする。吐き気すらしてくる。
車を運転することって、こんなに肩に責任感がのしかかっていて、集中する行為なのだと驚いた。

失敗した時「エヘヘへ」ではすまない。
前をちゃんと見ないとぶつかるし、ハンドルの動かし方をマスターしておかないと、余裕は生まれない。
歩いているときとは全然見え方が違ったから、空間認識をめちゃくちゃ難しい。どこにタイヤがあるか把握して、どう動くかを考えないといけない。

「無理っしょこんなの」
正直車に乗れる気がしない。超怖いし、めっちゃビビっている。「殺人鬼にならないか」と死神が話しかけてくる気さえする。

「全国を周りたい」夢を実現するためにはたくさんの壁が待ち受けてそうだ。
殺人鬼にならないために、人を殺さないために、運転技術を習得していきたいと思う。






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