『不適切にもほどがある!』と「テレビ」の問題
昨晩、成馬零一さん、三宅香帆さんと3人で先日完結したテレビドラマ『不適切にもほどがある!』についての座談会を行った。今日は、そこで考えたことを改めて書こうと思う。
ちなみに僕はこの作品に寄せられたポリティカル・コレクトネス的な批判について、特に付け加えることはなく、これらの批判は概ね正当なものではないか、と考えている。しかし今日僕がここで述べたいのはもう少し別のことで、それはこの宮藤官九郎という作家が体現している「テレビ的なもの」、あるいは80年代ー90年代、つまり「平成」